統合失調症について/2.統合失調症とはどのような病気か【統合失調症は再発しやすい】

心の病気

●薬を勝手にやめると再発しやすい

休息期を過ぎ、回復期となって症状が改善してくると、少しずつ元気が出てきて、患者さんの心身も安定してきます。

しかし、この時期は、ちょっとした油断で「再発」してしまうことがあるので、注意が必要です。

再発の原因としては、主に次の2つがあげられます。

①服薬の中断
統合失調症になると、かなり長期間にわたって薬を飲みつづけなければなりません。
服薬の継続はつらいことですが、しかし、症状が改善したからもういいだろうと勝手に薬をやめると、かなりの確率で再発します。

服薬を途中でやめてしまうと2年以内に80%以上が再発するというデータもあります。

統合失調症の薬は、症状の改善だけでなく、再発を防ぐためにも必要だということを知りましょう。

統合失調症は非常に再発しやすい病気ですが、薬をきちんと指示通りに飲みつづけていれば、再発のリスクを低く抑えることができるだけでなく、もし再発しても症状が軽くてすみます。

②ストレス
進学、就職、恋愛、結婚、出産、引っ越しなど、環境の急激な変化や人生の大きな出来事がきっかけで発病した人は、同じような環境に置かれたときに再発しやすくなります。
統合失調症の患者さんは「変化」に弱いという特徴がありますので、大きな変化があった場合には、患者さんの精神状態を安定させ、再発させないように気を配る必要があります

●再発のサイン

再発を防ぐためには、患者さんにあらわれるちょっとしたサイン(兆候)を見逃さないことが大切です。
再発するときによく見られるサインには、次のようなものがあります。

◆不眠…もっともあらわれやすいサインです。すぐ寝つけない、途中で目が覚める、眠りが浅い、などです。また、不眠から昼夜逆転の生活になることもあります。

◆食生活の乱れ…食欲不振、不規則な食事時間、かたよった食事内容など、食生活に乱れが見られます。

◆気分の波が激しい…ちょっとしたことでイライラしたり、怒ったり、泣いたりします。

◆神経が過敏になる…ささいなことを気にしたり、疑い深くなったりします。

そのほか、服薬を急にやめたいといい出したり、過去のことをくよくよ後悔したり、抑えがきかなくなったり、精神状態が不安定になります。
患者さんに、このような「いつもと様子が違う」感じが見られたら、再発の前ぶれを疑ってみる必要があります。
患者さんの中には、再発のたびに同じようなサインを出す人もいます。

統合失調症は再発しやすい病気ですが、再発を心配しすぎると、かえってストレスとなり逆効果となりますので、「再発はあるもの」という前提で、心の準備をしながら毎日を過ごしたほうがよいでしょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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