統合失調症について/1.統合失調症の症状について知る【症状2 妄想…信じている本人にとっては「事実」②】

心の病気

●妄想にはさまざまな種類がある

統合失調症でよく見られる妄想には、次のようなものがあります。

■誇大妄想

自分の能力を過大評価したり、実際には存在しない地位や財産があるように思い込む妄想です。

誇大妄想は、統合失調症のもっとも特徴的な症状の一つで、統合失調症の妄想の多くは、この誇大妄想の発展した形であるともいえます。

誇大妄想としては、次のようなものが知られています。

・血統妄想:自分は天皇や貴族など特別な出自の人間であると思い込む妄想。
・恋愛妄想:根拠もないのに異性から愛されている、著名人から愛されていると思い込む妄想。
・発明妄想:自分は大発明や大発見をしたと信じ込む妄想。
・宗教妄想:自分は神の啓示を受けた選ばれた人間である、キリストの再来である(仏の生まれ変わりである)、などと信じ込む妄想。

誇大妄想は、しばしば被害妄想をともなうことがあります。

■被害妄想(迫害妄想)

みんなが自分の悪口をいっているとか、盗聴にあっているなどと、他者からの悪意によって被害にあっていると思い込む妄想です。
被害妄想としては、次のようなものが知られています。

・注察妄想:いつもだれかに見られている、監視されていると思い込む妄想。
・迫害妄想:ある団体から迫害を受けている、ねらわれているなどと思い込む妄想。
・追跡妄想:だれかが自分を尾行しているなどと思い込む妄想。
・関係妄想:ささいな出来事や偶然を自分と結びつけてしまう妄想。
・嫉妬妄想:自分の妻(夫)が不倫をしているなどと思い込む妄想。
・被毒妄想:食べものに毒が入っていると思い込む妄想。
・被支配妄想:自分の思考、感情、行動などがだれかに支配され、あやつられていると思い込む妄想。
・物理的被影響妄想:電磁波で攻撃されているなど、物理的な攻撃を受けていると思い込む妄想。

■微小妄想

誇大妄想とは逆に、自分の能力や価値を実際以上に過小に評価してしまう妄想です。
微小妄想としては、次のようなものが知られています。

・貧困妄想:財産を失ってしまったと思い込む妄想。
・心気妄想:健康を害してしまったと思い込む妄想。
・虚無妄想:自分は空虚で存在しない、世界も存在しない、この世は生きる価値がないなどと、一切の存在や価値を否定してしまう妄想。

■身体妄想

自分の体がかわってしまったと思い込む妄想です。

妄想には、ほかに、動物や霊などが自分に馮依していると思い込む「馮依妄想」や、自分が何かほかのもの(動物や植物など)にかわってしまうと思い込む「変身妄想」などもあります。

奈良 心理カウンセリングルーム
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