自己愛性パーソナリティ障害について/1.自尊心の病 傷つきやすく、本当の自分を好きになれない【障害の発覚】

心の病気

本人か相手、どちらかが苦しんでいるときに「障害」になる

パーソナリティとは人格のことで、人がそれぞれもつ考え方や行動パターンであり、個性でもあります。
自己愛性パーソナリティ障害は、パーソナリティに偏りがあり生きづらさを感じ、心の病を生じる障害です。
でも、個性的な人がみんな障害を抱えているわけではありません。

●周囲との関係でトラブルがないなら「個性」で済まされる

障害が認識されるのは、なんらかのトラブルが生じたとき。
考え方や言動が周囲と大きく異なることが原因で、摩擦を生むケースが一般的です。

逆に、どんなに偏ったパーソナリティであっても、本人も困らず、周囲にも苦痛を与えることがなければ、「ちょっとかわった人」で済まされます。
本人も障害を治したいと思わず、治療の対象にはなりません

人によっては、明らかに自己愛性パーソナリティ障害の特徴があっても、本人が生きづらさをまったく感じないまま、問題なく社会生活を営んでいるケースもあるのです。

●偏りではなく、苦痛の程度で障害が決まる

「個性」が「障害」として問題になるのは、本人か周囲のいずれかが困った状況になり、苦痛の程度が非常に大きくなったとき。
もっとも多いのが対人面でのトラブルです。

自己愛性パーソナリティ障害の人の対人関係には、基本的に見下すか見下されるしかありません。
組織内では、自分が見下されたくないために、周囲を見下した態度をとります。
自分が誤っても失敗を他人のせいにする傾向があるため、人間関係に支障を来します。

発達障害との合併で、他人の気持ちをイメージできない場合もあります。
部下や家族にも強権的です。
相手が自分のことを全面的に理解し、自分の思い通りに動くことを望みます。
できないと突然切れ、怒りを爆発させます。
パワハラやDVに走りやすいのが特徴です。

このような対人関係が続くと、周囲の批判を受けて孤立し、本人も苦しむようになります。
苦痛の程度が増すにつれ、性格の偏りを「個性」で片づけることができなくなり、本人も治療を望み、精神科や心療内科を受診することになります

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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