統合失調症について/5.統合失調症の治療-② リハビリテーション【SST(生活技能訓練)-1】

心の病気

●QOL(生活の質)を高めるためのリハビリ

SST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング。生活技能訓練、あるいは社会生活技能訓練)は、認知行動療法に基づいたリハビリテーション技法です。
統合失調症など、精神に障害をかかえた人が社会で生活していくために、対人関係を良好に維持する技能を身につけ、自信を回復し(QOL<生活の質>を高める)、ストレス対処や問題解決ができるスキルを習得する(再発を防ぐ)ことをねらいとしています。

SSTは、患者さんが入院しているときから行われることが多く、デイケアでも中心となるプログラムの一つです。

1994年に健康保険の適用となったことで、SSTは多くの医療機関でも積極的に行われるようになっています。

●どんなことを練習するか

SSTがめざすのは、主に次のような技能(能力)の向上です。

■日常生活技能…お金を自分で管理したり買い物をしたりする、料理をする、身だしなみをととのえる、掃除やせんたくをする、日中の時間を上手に使う、などです。

■社会生活技能(対人関係)…対人関係は、患者さんがもっとも解決したいと望むことです。人とのつきあい方、ふるまい方などを、具体的に場面を想定しながら練習します。たとえば、「電話をかけるとき、相手に正確に内容を伝える」「人に何か質問する」「医師に自分の病状を伝えたり、薬の注意点などを聞く」「近所の人と会ったときにあいさつする」などです。

■病気の自己管理能力…患者さん自身が薬を飲みつづけていくために必要な薬の知識や副作用への対処法、また症状があらわれた場合のコントロール法などを学びます。

⇒ 2.へつづく

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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