発達障害はどんな病気?
原因は解明されていない
心身の発達に問題がないにもかかわらず、行動や認知の面で、ある特定の領域に問題が見られる障害を発達障害といいます。たとえば、対人関係が苦手だったり、特定のものへのこだわりが強かったり、極端に不器用だったりします。
発達障害のおもなものとしては自閉症、アスペルガー症候群、学習障害などがあります。程度の差はあり
ますが、いくつかの症状が重複して存在することも珍しくありません。それらの特性は成長過程で明らかになってきます。
発達障害はなぜ起こるのか、その原因ははっきりとは解明されていませんが、遺伝子の異常が関係していることはわかっています。また、中枢神経系に器質的な障害(組織のどこかが損傷を受ける)があり、それにより認知機能に偏りが生じて、発達障害特有の状態・行動(特性)が現れると考えられています。
幼少期から現れる特徴
発達障害の特徴は幼少期から現れてきます。現れ方は人によってさまざまで、特徴が強く現れ、幼少期の早いうちに気づく場合がある一方、時には周囲から「少し変わった子だな」などと受け取られる程度で、そのまま成長することもあります。
障害は成長しても残りますが、症状は成長するにつれて軽快していくことも多く見られます。
二次被害を避けるために早めのサポートを
文部科学省が発表した2012年の調査では、全国の公立小中学校の通常学級には発達障害(自閉症、学習障害、多動性障害=ADHD)のある児童生徒が6.5%在籍している可能性があることがわかりました。この数字は現在ではさらに増えていると予測されます。
一般に発達障害のある子どもは、その障害の特性から、勉強や友人関係など、学校生活で困難をきたすことが少なくありません。もし子どもの行動や言動などで気になることがあれば、不登校など二次被害を防ぐためにも、早めの対応が必要です。
保育士や教師にアドバイスをもらったり、専門の医師や臨床心理士に相談するなどして、子どもの特性にあったサポートを受けることが大切です。
おもな発達障害
発達障害は大きく4つに分けられます。
広汎性発達障害(ASD)
社会性やコミュニケーション能力などの障害の総称。小児自閉症、非定型自閉症、アスペルガー症候群
などを含みます。
自閉症の特徴は、①言葉の遅れ、使用の誤り(コミュニケーションの障害)、②相手の気持ちがつかめないなどの対人関係の困難さ(社会性の障害)、③特定のものへのこだわり(想像力の障害)の3つです。
学力の特異的発達障害(学習障害)
精神遅滞がないにもかかわらず、読む、書く、計算するなどに著しい困難をきたす障害。
①読字障害、②書字表出障害、③算数障害、④特定不能の学習障害の4つに分けられます。
会話および言語の発達障害
脳や聴覚器官に異常がないにもかかわらず、話したり言葉を理解することが難しい言語障害のひとつ。
①表出性言語障害、②需要性言語障害、③特異的会話構音障害の3つに分けられます。
運動機能の特異的発達障害(運動障害)
座ったり、ハイハイしたり、ボールを相手に投げたりなどの協調運動(手と手、手と目、足と手などの
個別の動きを一緒に行う運動)が必要な行動が上手にできない運動機能の障害。不器用症候群といわれる
こともあります。全身を使って行う粗大運動と、手先の細かな動作の微細運動の2つがあります。
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