別れた人を忘れられない【しんどくならない人間関係のコツ】

心の持ち方

過去の恋愛について、パソコンにたとえると、女性はファイルを上書きし、男性は別ファイルで保存する傾向があると言われています。
そのせいか、男性のほうが女性より過去をひきずりやすいのだとか。
このたとえはとてもわかりやすく「なるほど」と思いますが、カウンセリングでは、別れた男性をあきらめきれずずっとひきずっている、あるいは別れたほうがいいと思うけれど別れられないという女性も少なくありません。

過去の相手を忘れられないのは、別れた当時のショックをきちんと消化していないために、トラウマのようになってしまっているのでしょう。

別れるというのは一つの喪失体験です。
自分にとって大事な人を失うということは、自分の存在価値を脅かすほど衝撃的な体験です。
死別でも離別でも、大事な人を失ったときは、いわゆる「喪の作業」という一連のプロセスをこなさないと、その傷つき体験がトラウマとしてずっと尾をひくことになります。

喪の作業とは、初めは衝撃のあまり混乱して事実を受け入れられなくても、大事な人を失った悲しみや、もっと何かできたのではないかという後悔や、自分を置いていってしまった相手への怒りなど、別れに関するネガティブな感情をしっかり味わうことで、少しずつ現実を受け入れ、平常心をとり戻していくというものです。
簡単に言えば、しっかりと悲しみ、誰かに落ちついて話せるようになれば、過去は消化できたということです。

よく問題になるのは、自然消滅や連絡がとれなくなったり、メールで一方的に別れを告げられたりなど、納得のいく終わり方をしていないケースです。

別れたいならウソでもいいから「もう愛していない」「好きな人ができた」などと言って、しっかり終わらせてくれればいいのですが、今どきそんなふうにケジメをつけられる誠実な男性は少ないようです。
察するに、男性の本音の多くは、「面倒な修羅場は避けたい」「悪者にはなりたくない」から、できるだけ自然消滅をしたいのではないでしょうか。

自分のおとしまえをつけられないような無責任な人に理由を追求しても、満足できるような答えが返ってくることはまず期待できません。
それを承知でその反応を確認し、相手を見切るというのも一案です。

残念ながら、その人は、自分の行動の説明責任もはたせなければ、あなたの時間や気持ちを大事にもしてくれない、あなたにはふさわしくない人なのです。
そう思って、これ以上自分をみじめにしないために、そんな相手への執着を手放し、早く自分を自由にしてあげましょう。

応えてくれないのはそれだけの人だということ。
執着を手放して自由になりましょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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