眠れてますか?…辛い「不眠症」について詳しく

心の病気

日本人の5人に1人が悩んでいる「不眠症」。
眠れなかったら、翌日が本当に辛いですよね…
今回は、この不眠症について詳しく解説していきます。

【精神症状・身体症状】
不眠の症状を大きく分けると以下の4つになる。

<入眠障害> なかなか寝付けない。
<中途覚醒> 眠りが浅く、途中で何度も目が覚める。
<早期覚醒> 早朝に目が覚めてしまう。
<熟眠障害> ある程度眠っても、ぐっすり眠れたという満足感が得られない。

こうした不眠により、以下のような症状が現れる。
●日中の倦怠感 ●食欲不振 ●頭重感 ●めまい

【病因】
<遺伝・体質的な背景>
身体疾患(心臓病・糖尿病・脳出血・脳梗塞・アレルギー疾患など)が関与することもある。

<心理・社会的な要因>
ストレスや薬、刺激物、生活リズムの乱れのほか、さまざまな精神疾患が要因となることがある。
統合失調症、躁病、うつ病、神経症やその他のストレス関連障害などでは、しばしば不眠を伴う。
特にうつ病では早期覚醒が特徴となっている。
躁病では、不眠の症状があっても、本人が苦痛を訴えることはない。

【治療法】
身体や精神の疾患が原因となっている不眠の場合、その治療を行うことで症状が改善されることがある。
<薬物療法>
睡眠導入剤、抗うつ薬、抗不安薬など。

<精神療法>
原因となっている生活習慣の改善のほか、認知行動療法、リラックス療法など。

【経過】
症状により異なるが、年齢とともに不眠になりやすくなる。
非器質性睡眠障害の多くを不眠症が占めており、日本人の5人に1人が何らかの症状を感じているといわれる。
治療により適正な睡眠時間が得られるようになれば、医師の指示のもと、薬の量を減らしていく。

【受診の目安】
慢性化する前に専門医を受診

不眠症は、睡眠の質や量が不十分な状態が長時間続き、その為、日中に倦怠感、意欲・集中力低下、食欲不振、頭重、めまいなどの不調が現れる病気です。

症状が改善しない場合は、慢性化する前に精神科を受診しましょう。
通常は薬物治療が中心となります。
「睡眠薬は徐々に薬の量が増えていくので怖い」という印象があるかもしれませんが、それはひと昔前の話です。
最近の睡眠薬は副作用も少なく、自然に近い睡眠が得られます。

【本人や周囲が気をつけること】
短時間の昼寝が効果的

適切な睡眠時間には個人差があります。
3~4時間で十分という人もいれば、10時間でも足りない人もいます。
「1日7時間以上眠らなければ」などと時間にこだわらない事が大切です。
又、年齢を経るとともに睡眠時間は少なくなる傾向があります。
睡眠時間が多いとか少ないとか、若い頃と比べて必要以上に神経質にならない様にします。

ストレスや生活習慣が原因の不眠では、次のような生活改善を心掛けましょう。

●就寝・起床時間を一定にする。
●朝起きたら太陽の光を浴びる。
●適度な運動をする。
●寝る前に刺激物をとることを避ける。
●自分なりのストレス発散方法を見つける。

また、就寝時間と起床時間を記録する事は、睡眠障害の改善には大いに助けとなります。

眠れない日が続くと、「今夜も眠れないのではないか」と不安になり、「早く眠らなければ」と焦って、さらに目がさえてしまうことがあります。
これを「不眠恐怖」といい、一過性の不眠が慢性化する要因となっています。
しばらく横になっていても眠れないときは、思い切って起きて活動しましょう。
睡眠不足で日中に眠気や倦怠感がある場合は、午後3時以前に、15~30分程度の昼寝をすると、夜の睡眠にも差しつかえず、疲労が取れることが分かっています。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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