自分を人と比較しない/人をねたまない【さわやかに生きるために】

心の持ち方

【自分を人と比較しない】
小さいころに他の子どもと比較されずに育った人はまずいない。
実際、私たちがよくなることを願っていた人たちは、私たちを他の優れた人と比較してきた。

比較は、親や教師といった権威者が好んで使う方法のひとつだ。
どのような特徴を比較するときでも、模範例がいつも準備され、「あの子はお前より勉強ができる」「お前より素直だ」といったセリフが使われた。

権威者の意図は私たちを向上させることだったが、このような比較の仕方は最悪だ。
まず、「自分はダメな人間だ」という気分にさせる。
次に、自分の能力に疑問を感じるようになり、劣等感の原因になる。
このふたつの感情のために、私たちはみじめな気分でいっぱいになるのだ。

さらに悪いことに、権威者にこのようなやり方でしつけられた結果、比較する習慣が身についてしまった。
そのために、私たちはいつも自分を他の人たちと比較している。
服装や仕事、収入、家族、マイカー、運動能力など、ありとあらゆる特徴について、私たちは自分を周囲の人々と比べる。

自分より優れていない人と比較すると気分がよくなる。
その反対に、自分より優れている人と比較すると気分が悪くなる。
これで感情のバランスがとれるように思えるかもしれないが、そうではない。

自分を他の人たちと比較する習慣はやめよう。
他のあらゆる悪い習慣と同じで、比較する習慣もやめることができるのだ。

比較はみじめな感情を呼ぶ。
自分を人と比較する習慣はもうやめよう。

【人をねたまない】
ねたみは不快で意地汚い感情である。
ねたみにとらわれると、人は自分がすでにどれほど多くのものを持っているかに気づかず、より多くのものを手に入れようとする。
また、自分が実際には恵まれているにもかかわらず、「自分は恵まれていない」と思い込むようになる。

ねたみの感情を抱くと自尊心が傷つく。
手に入らないものがあるというだけで被害者意識にさいなまれ、「自分は恵まれていない」「自分はダメな人間だ」という気持ちになるからだ。
とはいえ、より多くのものを求めること自体は間違ってはいない。
ただし、それを手に入れるために努力をするならばの話である。
努力もせずにほしがっているだけでは、ねたみの感情が生じる。
どうしても手に入れたいものがあるのなら、それを目標にし、それを達成するために必要ないくつかのステップを書いてみよう。
それが現実的であるかぎり、その計画に従えば、あなたは目標を達成できるから、他の人たちをねたむことはなくなるはずだ。

ねたみを感じたときに、心に銘記すべきことはふたつある。

①あなたがうらやんでいる人も、逆にあなたをうらやんでいるかもしれない
②多くのものを手に入れれば入れるほど、責任が大きくなる

最後にひとこと。
この地球上の多くの人は、モノやお金にはそれほど恵まれていなくても、毎日食べていけるだけで「自分は幸せだ」と感じている。
そのことを忘れないでほしい。

自分が持っているものに目を向けず、人をねたんでいると幸せになれない。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史