無理になっていることはやめよう/疲れたなと思ったら休むのが一番

心の持ち方

うつ気分の時は「消極的、否定的」になる考えが、浮かんでは消え、消えては浮かぶというくり返しになるでしょう。

これでは、うつにリードされて、どんどん気持ちも体もまいってしまいます。
「流れを変えないとまずいなあ~」
といった具合いに自分で自分に話しかけてみてください。

いま、自分は「うつ気分」に心が占領されているという認識をもてることにより、「さあどうしよう」という決断が下されます。
決断が下せる時に、対策を考えだす。
その時から気分は明るい方向へ向き始めるのです。

【無理になっていることはやめよう】
うつ気分でいるのはわかっているが、自分がもしかしたら精神的にちょっと危ないところに入りかけているのではないかと思いたくないために、ますますうつを作ってしまうことが多いのです。

自分は「このままでは病気になる」と気づくところまで行ってしまえば、専門家に相談するので、ひどい領域には入らないですみます。

この時点での気持ちのもち方にもいろいろあり、逆に悪化させてしまうこともありますので、知らないでその方向にもっていかないように気をつけなければなりません。

うつ気分を出している時に、頑張らなくては、と強引に自分の気持ちを押し殺して嫌なことを続ける。
要するに、無理な感情を承知の上で辛抱することによって、うつから、さらに心身症の領域に入るということは珍しくありません。

アドバイスとして、うつ気分の時は、精神的に無理になっている行為をやめて、心静かにできる状態にしてやることで、落ち着いてきます。

注意として言えるのは、゛気持ちの持ち方ひとつで元気になる゛という軽い気持ちはいつでも持てばよいというものではないということです。
友達とカラオケに行ってワイワイさわぐようなことをしてしまうと、余計に落ち込んでしまうということなのです。

上手な気分の切り変え方としては、過激な行動をつつしみ、静かなもの、美しいものを「本、絵、映画、風景」で楽しむという方が良いのです。

落ち着いた心に「さあ何をしよう」という目的が宿ります。
その時から心はがらりと変わるはずです。

【疲れたなと思ったら休むのが一番】
自分の体は未来へむかう誘導体です。
疲れた時には、甘いものが食べたいと訴え、甘いものを買いに行かせる誘導力があります。

それは、精神面に対しても同じことであり、疲労感や怒りが出ている時は、「もういやだ!」と訴えているのです。
誘導に従って、状況を変える、環境を変えるなどして心を休めてやるのが一番大切です。
疲労感や怒りを訴えている時に、早く心を休めると、うつを出す手前で健康な体と心をとりもどせます。

肉体的にも精神的にも、自分の体が訴えている感情を、心をすまして聞いてあげる、その余裕をもつと良いのです。

●精神的余裕は、ゆっくりした時間から作られます。
●精神的余裕は、自分で自信のあることをしている時に作られます。

その状況に応じて、どちらかを選んで使うのもいいでしょう。
疲れたと思った時、すぐに休む理性的行動がとれる人は、生活状況に対しても仕事に対しても能率を上げられます。
それが、自信をもつことにつながり、心の余裕を導きます。

理性的行動のとれる人が、身内の死などで、突然うつを出してくることもあります。
本人になぜうつ症状を出しているのか説明してあげます。
通院は2~3回で完治するケースが多いのです。

その一方、疲労感に気づきつつ業務に明け暮れている。
次第にうつはひどくなる。
そのことが原因で業務成績が急に悪化してリストラされてしまった。
失業とともにうつから心身症になり、一人で受診できない状態で妻に同行されて受診したケースもあります。

このように、疲れを放置して病気になれば、仕事を失うこともあるのです。
その前に、自分の体が語りかけてきている声に、耳をすまして聞いてあげましょう。

それによって、心も体も休める行動がとれるようになります。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史