落ちこみやすく、なかなか立ち直れない【感情のしくみを理解しよう】

心の持ち方

もともと自信がなく、何かというと自分にダメ出しをする傾向がある人は、ちょっとしたことでも「やっぱり私はダメなんだ……」などと落ちこむことが多いもの。

おそらく、無意識のうちに、何かと他人と比べて優劣や勝ち負けを決めることが身についているのでしょう。

残念ながら、能力には個人差があります。
しかし、それが人の価値を決めるのかというと、そうではありません。

例えば、仕事ができることと人間性は必ずしも一致しません。
社会的地位のある人がパワハラをしてニュースになるのがいい例です。

あるいは、プライベートで、結婚して子供がいれば「勝ち組」なのかと言えば、そんなこともありません。
結婚して子供がいる人のお悩みは、状況が複雑なだけにとても深刻です。

落ちこみやすい人は、何かにつけ「こうあるべき」という非常に高い理想像があり、それに届かない自分はダメ人間だと思って落ちこむパターンがあるのですが、これも、自己肯定感と大いに関係があります。

子供の頃にたとえ結果がでなくても頑張ったプロセスを認められた経験があれば、むやみに他人と比べたりせず、自分なりのベストを尽くせばいいと思えるようになります。
できることはやったのだから、結果できなかったとしても仕方がないと思えます。

しかし、結果でしか評価してもらえない経験をしていると、どんなことでも結果を出さなければダメだと思いこんでしまうようになりがちです。
しかも、中途半端な結果では満足できず、常にナンバーワンをめざすようになるので、たいていは挫折感を味わうことになります。
こんなことが続くと、結局自分はダメだという思いが強化されていき、自分はダメだと落ちこむことに慣れてしまいます。

たとえネガティブな感情でも、慣れ親しんだパターンで安定してしまうケースはよくあることです。

このような傾向がある人は、今までのパターンを崩すために、人と比べて自分にダメだしすることを減らし、頑張った自分をほめる練習をしてみてください。
人生は仕事ではないのですから、結果も評価も必要ないと自分に何度も言い聞かせてあげましょう。

また、いつまでもクヨクヨしてしまうのは、例えば骨折したとき、その原因を追究し続けるようなものです。
起きてしまったことにこだわっても事態は改善しないと自分によく言い聞かせ、状況をよくするためにエネルギーを使うようにしましょう。

結果が出なくても、自分なりに頑張ったら大いにほめてあげましょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史