つい人と比べて妬んだりしてしまう【感情のしくみを理解しよう】

心の持ち方

何かというと人と比べて羨んだり妬んだりして落ちこんでしまい、そんな自分が嫌でさらに落ちこんでしまうということはないでしょうか。

完璧な人はいないのですから、人と比べ始めたらキリがなくなって、自分の足りないところばかりがクローズアップされ、どんどん自信がなくなってしまいます。

人と比べることは「百害あって一利なし」ですが、比べてしまうくせをやめるのは簡単ではないでしょう。
ですから、まずは、比べてしまったあとの気持ちの整理の仕方を学びましょう。

感情というのは、しっかり味わうことで消化されるので、「今私は羨ましいと思ってる。妬んでるなあ」などと自分の気持ちを認めてあげることから始めましょう。

自分が幸せで満ち足りていれば、他人と比べて羨んだり妬んだりすることはありません。
他人のすごい話を聞いても「へー、すごいなあ」と思うだけです。
あるいは、素直に「すごいじゃない。かっこいい。ステキ」とほめることもできるでしょう。

しかし、自分が満たされていないと、満たされている他人の話を聞くことがおもしろくありません。
その人のことを「ずるい」と感じたり、自分のことを「負けた」と責めて落ちこんだりしてしまいます。

つまり、他人を羨んだり妬んだりするのは、自分の満たされていない部分が刺激され、それを手に入れられていない自分を責めていることの裏返しなのです。

従って、自分の気持ちを認めたあとに、何が満たされていないのか、それが本当にほしいのかどうかをよく考えてみましょう。

例えば、けた違いのお金持ちの話を聞いても、それほど落ちこんだり妬んだりはしないものです。
そういうときは、「羨ましい」を「憧れるなあ」に置きかえてみましょう。

問題は、身近な人が手にしている、自分でも手に入れられそうで手に入れられていないものです。
特に、経済的な問題や愛情関係で問題を抱えている人は、これらが満たされている人の話には穏やかでいられないでしょう。

自力ですぐに解決できないような問題を刺激されれば動揺するのはあたりまえです。
こうした問題を抱えている人は、信頼できる人やカウンセラーなどに相談し、少しずつでも解決に向けて動き出しましょう。
今は目標に向かって頑張っているという実感がもてると、気持ちに余裕が生まれます。

比べてしまうのは満たされない何かがあるから。
その何かに取りくめば、道は開けます。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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