NOが言えず、後悔することが多い【自分をもっと大切に】

心の持ち方

本当は断りたいけれど、「せっかく誘ってくれたのに断ったら気を悪くされるんじゃないか」、「もう二度と誘ってくれなくなるんじゃないか」などと気を回し、結局気が重いまま誘いに乗り、終わってからドッと疲れて後悔するという経験はありませんか。

あるいは、仕事で、本当は断りたいのに断り切れずについ引き受けて自分を追い込んでしまうことはありませんか。

また、断れない人はお願いすることが苦手だという傾向もあります。
NOを言えない人は、「自分がお願いするときにNOを言われたくない」、「お願いした人が自分のように断れない人だったら負担をかけて申し訳ない」などと考えて、お願いすることをためらうようです。

これらに共通している考えは、NOを言うことが相手の人格を否定するかのようにとらえていることだと思います。
おそらく、NO=傷つくことだと思っているのでしょう。

しかし、お願いというのは、ある行為をしてくれるかどうかの都合を尋ねることであり、その人自身を受け入れるかどうかという話ではありません。

NOが言えない人は、都合を聞くことを自分への好き嫌いを聞くことのように思いこんでいるのではないでしょうか。

また、本来、お願いごとというのは、YESかNOを相手に選んでもらうもの。
その確率は客観的にみれば半々です。
2回に1回は断ってもまったく問題ないということです。
さらに、断り方さえ心得ていれば何度断っても嫌われることはありません。

NOが言えない人は、お願いされたときにほぼ100%YESと答えており、50%あるNOの権利を自ら放棄しているわけです。
問題はここで、客観的にみれば自分から権利を放棄しているのに、NOを言わない人は、相手にもNOの放棄を期待していることが非常に多いのです。
だから、断られると過剰に傷ついたり、相手に無理強いをしているのではないかと心配したりするのでしょう。

今までNOが言えなかった人は、これからはどうぞ50%はNOを言っていいんだと自分を励まし、勇気を出してNOを言ってみましょう。

もしその場で言うのが難しければ、ぜひ保留という技を使ってください。
都合を聞かれているのだと思えば、「ちょっと待って、確認してから返事するね」と答え、自分がどうしたいのかよく考え、気が進まなければ無難な口実を使ってNOを言ってみましょう。
その際、声をかけてくれたことへのお礼と応えられないことへのお詫び、「次はぜひ」ということを伝えれば何も問題ありません。

相手を信頼し尊重していれば、自由にNOが言えるはず。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史