極端に食べない/極端に食べすぎる(症状で調べる心の病気-㉜)

症状

自分も周囲もおかしいと感じるとき、その症状によっては様々な「心の病気」が疑われます。
放っておくと症状はどんどん悪化し、結果的に治療が長引いてしまう結果にもなりますので、早めの受診が必要です。
症状で調べる心の病気』の32回目です。
皆様に、少しでもお役立て頂けたらと思います。

【極端に食べない/極端に食べすぎる】
いわゆる拒食症や過食症は、若い女性に多く見られる摂食障害です。

拒食症(神経性無食欲症)は、太ることへの恐怖感から異常な食行動を続けた結果、身体が食事を受けつけなくなる病気です。
体重減少や著しいやせ、無月経、脱毛、徐脈、低血圧、骨粗鬆症などの症状が現れます。
甲状腺機能低下症などの内分泌障害に伴って起こることもあります。

一方、過食症(神経性過食症 [大食症])は食欲を制御できずに異常な大食いを続ける病気です。
大食のみを繰り返す場合と、大食と嘔吐を繰り返す場合があります。
過食症では、何らかのストレスが発症の誘因になることが多く、うつ病やパーソナリティ障害を併発することもあります。

神経性無食欲症(拒食症)・神経性過食症(大食症)について、それぞれの詳しい症状としては、以下の様なものがあります。(●…精神症状/〇…身体症状)

<神経性無食欲症(拒食症)>
「やせたい」という強い想いが死の危険性へもつながる。
●極端なやせ願望 ●肥満恐怖 ●「自分は太っている」というボディイメージの歪み
〇体重減少 〇無月経 〇低体温 〇若年性更年期障害 〇筋力低下 〇浮腫(むくみ) 〇脱毛 〇色素沈着(シミやニキビの跡などが消えない状態) 〇便秘

<神経性過食症(大食症)>
異常なほどに食べ、食べることに執着する。
●食欲の有無とは無関係に、一度に大量に食べる行為を繰り返す ●大量に食べたあと、自ら嘔吐したり、下剤を飲んだりする ●抑うつ ●不安感 ●自責感 ●罪悪感 ●衝動的な行動
〇嘔吐による食道炎および口腔炎 〇歯のエナメル質の溶解 〇唾液腺の腫れ 〇腎機能障害 〇低カリウム血症 〇低血圧 〇不整脈 〇全身の倦怠感

※神経性無食欲症(拒食症)・神経性過食症(大食症)についての詳細は、後日のブログにてそれぞれ単独でご説明致します。

心の病気になってしまうということは、誰にでも起こり得ることです。
本人がおかしいと感じること、周りの人がおかしいと感じること、そして周りの人が心の病気を十分に理解し、サポートしていくことが大切です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史