自分をほめるということ/自分を大切にするということ

心の持ち方

【自分をほめるということ】
ほめられたい・認められたい欲求の原点は、子供が親に対して本能的に望むものです。
残念ながら、その欲求が満たされないまま大人になってしまうと、ほめる・ほめられるということに過剰に反応しやすくなります。

例えば、ほめられたくて仕方なくなったり、誰かがほめられることに嫉妬したり、他人をほめることを媚びのように感じてできなかったり、自分がほめられても素直に受けとれず否定してしまったりします。

ほめる・ほめられることの基本は、まず自分をほめ、自分で自分を満たすことです。

ほめるために、特別な成果は必要ありません。
ほめるというのは、成果がでなくても「よくがんばったね」「よくがんばってるね」とそのプロセスにおけるその人なりの頑張りを認めてあげることです。
お世辞を言ってちやほやすることではありません。
ありのままを認めるだけでいいのです。

普段できてあたりまえだと思っていることを、一つ一つ「よくやったね」「いつもよくやってるね」とほめてあげましょう。
信号に間にあったら「ラッキー。私って強運」、たとえミスをした日でも「ミスをしたけどちゃんと対応してよく頑張ったね」など、毎日一つは自分をほめること。
何もなければ、「今日一日なんとか乗り切ったね」でもかまいません。

夜寝る前にこれをすると、寝ている間にいいイメージが潜在意識に記憶されます。
こうして自分をちゃんと認めてあげられるようになると、他人のことをほめる抵抗も減り、自分をほめられたときも素直に「ありがとうございます」と言えるようになります。

【自分を大切にするということ】
自分を大切にするとは、その時々に自分がどう感じているかを把握し、できるだけ自分を快適にするように工夫するということです。

簡単なことで言えば、寒いと思ったら、温かくなるように何か着たり温かい飲み物を飲んだりするということです。
つらいと思ったら、少し休んでどうしたらつらさが減るのか考え、そのために行動するということです。

そのためには、自分の好き嫌いの傾向をよく知っておかなければなりません。
よく、好き嫌いを認めることはわがままだと誤解されるのですが、認めることと表現することとはまったく別のことです。

また、何があっても自分の絶対的な味方になるという意味で、自分にダメ出しをしない、自分を許すということも、自分を大切にするということになります。

具体的には、何か失敗したと思っても、自分を責めて落ち込み続けるのではなく、なるべく早くどうやって挽回したらいいかに頭を切りかえ、やるだけやったらそんな自分をほめてあげるということです。
この積み重ねが自信になります。

さらに、「これしかない」という考えを改め、「あれもある、これもある、どれを選んでもいい」と常に複数の選択肢を考え、自由に選ぶようにすることも自分をラクにします。

何より効果があるのは、自分のために行動することです。
部屋の環境を整える、時にはオシャレをする、料理をする、好きなことをしに出かける、好きな人を誘う、自分の意見を伝える、お願いをする、気が進まないときは断る、意見が違ったときに話し合う、何か新しいことを試してみる、何か勉強する、セミナーに参加するなど、何か動けば必ず何かしら気づくことがあり、それがあなたの財産になります。

考えているだけでは何も変わりません。
考えては動き、動いては考えることを繰り返し続けていくと、だんだんと行動が洗練されて好きなことで自分が満たされ、特別なことがなくても毎日が充実するはずです。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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