統合失調症について/7.再発予防と自宅療養のポイント 【再発に影響をあたえる家族の対応-1】

心の病気

●感情表出(EE)の3つのタイプ

家族は患者さんにとって大切な存在ですが、身近にいるだけに、接し方によっては患者さんのストレスとなり、かえって再発の危険性を高めてしまうことがあります。

特に問題となるのが、表情、口調、態度など、家族の人の感情のあらわし方です。
この感情のあらわし方を、「感情表出」といい、英語のExpressed Emotionの頭文字をとって「EE」と呼ばれます。

患者さんに対して「批判的である」「敵意を持っている」「情緒的に過度に巻き込まれやすい」といった傾向が強いことを、感情表出が高いという意味で「高EE」、あるいは「EE(のレベル)が高い」といい、そうでない場合を「低EE」、あるいは「EE(のレベル)が低い」といいます。

最初の「批判的な感情表出」とは、たとえば「何もしないで家でごろごろしている」「甘えて怠けているとしか思えない」「いい年をして仕事もしない」などと、患者さんに不満や文句をいうことです。

2つ目の「敵意のある感情表出」とは、「いっそ、この子がいなければいい」「この人のせいで私の人生は台無しになった」「なぐって根性をたたき直してやりたい」など、患者さんに憎しみをいだいたり、攻撃的な態度を取ることです。

3つ目の「情緒的に巻き込まれている感情表出」とは、「この子は病人だから私がいてあげないといけない」とか「この人の気持ちは私にしかわからない」など、過保護や過干渉になってしまうことです。
少しのことで泣きくずれたり、冷静さを失うようなことも含まれます。

⇒「2」へつづく

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/