人から見られると赤面する/人から見られることが苦痛(症状で調べる心の病気-⑦)

症状

自分で何かおかしいと感じるとき、その症状によっては様々な「心の病気」が疑われます。
放っておくと症状はどんどん悪化し、結果的に治療が長引いてしまう結果にもなりますので、早めの受診が必要です。
症状で調べる心の病気』の7回目です。
皆様に、少しでもお役立て頂けたらと思います。

【人から見られると赤面する/人から見られることが苦痛】
人前に立ってあがってしまった経験は、多かれ少なかれ、誰にでもあることでしょう。
ただし、他人の視線を浴びることに過度な緊張や恐怖を覚えるときは、「社会不安症」という病気が疑われます。

対人恐怖とも呼ばれる社会不安症では、人前に出ると動悸や息切れをはじめ、手足のふるえや吐き気、赤面、発汗などの身体症状が強く現れます。
そしてこの状況から逃れるため、次第に他人を遠ざけるようになり、やがては引きこもって社会的に孤立し、日常生活に悪影響を及ぼしていきます。

社会不安症は12~17歳頃の思春期が発症のピークで、7~8歳といった小学校の低学年にも起こることがあります。

社会不安症について、更に詳しい症状としては、以下の様なものがあります。(●…精神症状/〇…身体症状)

<社交不安症(SAD)>
人から注目される状況を過度に恐れる。
●人々から注目されることに強い恐怖を抱く ●人から否定的な評価を受けることを恐れる ●そうした状況を回避しようとして社会的孤立に至る
〇赤面 〇動悸 〇めまい 〇発汗 〇手のふるえ 〇吐き気 〇頻尿

その恐怖が度を超えたものである事は本人も自覚していますが、自分でコントロールする事が出来ません。
本人にとって、それ程苦にならない状況であれば、自然に症状が軽減する事を期待してもよいでしょう。
社交不安症は、本人や家族が「性格の問題」だと思い込んで、なかなか受診につながらないという現状があります。

しかし、日常生活に支障をきたす程強い恐怖や不安を感じ、それが長く続く様であれば、社交不安症の可能性があるといえます。
症状が慢性化してしまう事を避けるためにも、早めに受診する事が大切です。

心の病気になってしまうということは、誰にでも起こり得ることです。
本人がおかしいと感じること、周りの人がおかしいと感じること、そして周りの人が心の病気を十分に理解し、サポートしていくことが大切です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

コメント