突然の動悸、息苦しさ/「死ぬのでは」という恐怖感(症状で調べる心の病気-②)

症状

自分で何かおかしいと感じるとき、その症状によっては様々な「心の病気」が疑われます。
放っておくと症状はどんどん悪化し、結果的に治療が長引いてしまう結果にもなりますので、早めの受診が必要です。
症状で調べる心の病気』の2回目です。
皆様に、少しでもお役立て頂けたらと思います。

【突然の動悸、息苦しさ/「死ぬのでは」という恐怖感】
突然、激しい動悸や窒息感、発汗、めまい、しびれ、胸痛、吐き気といった身体の異常に襲われ、「死んでしまうかも」というような強い恐怖感に駆られることが繰り返し起こるときは、パニック障害が疑われます。
さらに、このような突発的な発作や耐えがたい状況に陥ることを恐れ、外出や乗り物などを避ける傾向が強く現れるときは、恐怖症性不安障害が疑われます。

パニック障害の最大の特徴は、心電図や血液などの検査をしても身体的な異常がないのに、突発的な発作(パニック発作)が繰り返し現れることです。
また、うつ病などを発症することも少なくありません。

パニック障害・恐怖症性不安障害・うつ病について、それぞれの更に詳しい症状としては、以下の様なものがあります。(●…精神症状/〇…身体症状)

<パニック障害>
突然、息苦しさを感じ、死んでしまうような気がする。
●突然不安感に襲われ、「このまま死んでしまうのではないか」と感じる
〇動悸 〇頻脈(心拍数が増加している状態) 〇息苦しさ、呼吸困難、過呼吸 〇胸の不快感 〇発汗 〇ふるえ 〇吐き気 〇めまい 〇手足のしびれ

<恐怖症性不安障害>
特定の対象に対して強い恐れの感情を抱きます。
恐怖症性不安障害には、他人から注目される状況をおそれる社交不安症や、大勢の人が集まる場所に恐怖を感じる広場恐怖症がありますが、他にも高所や閉所、動物や昆虫、ヘビ、けが、血液、注射、嵐、暗闇、刃物、先が尖ったものなど、特定のものに対して恐怖を抱く場合もあります。

社交不安症(SAD)
会議やイベントなど、他人から注目されるような状況や場面に強い恐怖や不安を抱きます。
自分の行動や言葉の不適切さ、身体的欠陥(思い込み)などのために、人々から注視されたり、不快な反応を引き出してしまうのではないかということに恐怖を感じてしまうのです。

広場恐怖症
繁華街や混雑した店、公共交通機関(列車・バス・飛行機など)、広い場所、歯医者、美容院など身動きしにくい状況、大勢の人が集う場所に恐怖を感じます。
症状が激しい場合は、そうした状況やものを避けるため、家に引きこもるようになります。

<うつ病>
強く長いストレスにさらされたときにかかることがある。
●気分が落ち込む ●日ごろ興味や喜びを感じていたものに気持ちが向かない ●行動するのも考えるのも面倒でおっくう、疲れを感じやすい ●集中力や注意力の低下 ●自信喪失 ●自責の念や無価値観 ●将来を悲観的にとらえる ●自傷行為(自分を傷つける)をしたり、自殺を考えたりする
〇不眠 〇食欲低下、体重減少 〇性欲の減退 〇疲れやすい体質(易疲労性=身体をあまり使っていないのに疲れを感じる)

心の病気になってしまうということは、誰にでも起こり得ることです。
本人がおかしいと感じること、周りの人がおかしいと感じること、そして周りの人が心の病気を十分に理解し、サポートしていくことが大切です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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