統合失調症について/1.統合失調症の症状について知る【統合失調症のはじまりの症状①】

心の病気

●統合失調症のサイン

統合失調症は、ある日突然発症するわけではなく、しばしば病気がはじまる前の「サイン(前兆)」のような症状が見られます

ただ、専門家ではないので、その症状の原因が何であるのかよくわからないことが多く、そのために患者さんも家族も、「どうもふつうと様子が違う」とは思っていても、それが統合失調症のはじまりとは気づかないことが少なくありません。

また、統合失調症の症状は実にさまざまであり、その症状の多様性が早期発見をむずかしくしています。

さらに、統合失調症の患者さんの多くは、自分が「病気」にかかっているという自覚(病識)がないことが多く、そのことも早期治療をさまたげる要因となっています。

統合失調症のはじまりのサインとして知られているのは、次のようなものです。

【不眠】

統合失調症の患者さんが、もっとも多く発病の初期に訴える症状は「不眠」です。
頭の中が混乱してまとまらず、そのため安心して眠れなくなるのです。

症状が進んで、統合失調症の特徴的な症状である幻覚や妄想があらわれるようになっても、不眠は持続します。

【漠然とした不安感や違和感】

日常が不気味で不安に満ちたものに変化したように感じられ、違和感や猜疑心がふくらんでいきます。

【心身の不調】

あせり(焦燥感)や緊張感などが強くなり、また、頭痛や胃痛、動悸、吐き気など、体の不調(身体感覚の変化)も見られます。

【学業成績の不振や仕事の能率の低下】

不眠、心身の不調、意欲の低下、認知機能障害などの影響で、しだいに学業の成績がふるわなくなったり、仕事でミスや失敗が多くなったりします。
また、それを挽回しようとする意欲も見られません。

【妄想】

妄想の多くは「被害妄想」です。
ただし、だれが「加害者」かはあいまいなことが多く、「だれかに見張られている」「尾行されている」「盗聴されている」「自分のうわさをされている」「自分のことが放送されている」といった内容のものが多いようです。
「自分は天皇の子孫である」「キリストの再来である」といった誇大的な妄想もあります。
また、「頭が腐っている」「不治の病にかかっている」「腸がとけている」などという体に関する妄想が見られることもあります。

【幻覚(幻聴)】

幻覚とは、現実にはないのに、実際にあるように感じることです。

幻覚の中でも、特に多いのが「幻聴」です。
物理的には聞こえるはずのない「声」が、自分を非難したり、何かをしろと命令したりします。

幻聴と会話をすることもあり、ブツブツと独り言(独語)をいったりします。
幻聴から被害妄想が生じることもあります。

家族などまわりの人は、「一人でいるときにブツブツとわけのわからないことをいう」「警戒的になって外をうかがう」「電話が盗聴されているなどと訴える」といった症状が患者さんに見られたら、統合失調症を疑う必要があります。

【ひきこもり】

被害妄想や幻覚(幻聴)などがあるために、しだいにひきこもりがちになります。
窓を閉めて昼間から部屋を暗くしたり、電話やパソコンを分解するなど、奇異な行動をとることもあります。

奈良 心理カウンセリングルーム
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