トラウマについて/4.「今」への影響を変える心理療法【代表的な心理療法⑥】

心の病気

TF-CBT/子どものトラウマに対応する

TF-CBTはトラウマをかかえる子どもと、養育者のための認知行動療法です。
子ども自身だけでなく、その養育者の支援もいっしょにおこなうことで、より効果的な回復をめざします。

●トラウマに向き合う場面も出てくる

トラウマのある子どもに対して、安心感・安全感を増すように養育者がかかわっていくことは非常に重要です。
そのため、養育者の参加もプログラムに含まれています。

参加するのは虐待の加害者ではなく、加害していない親や里親、施設職員など子どもを支える身近な大人です。
子どもが自分のトラウマに向き合う場面も出てきますが、治療の過程で無理なく向き合えるように工夫されています。

■TF-CBTの進め方

TF-CBTには、PRACTICE(プラクティス)と呼ばれる8つの構成要素があり、その文字の並び順に治療が進められていきます。
週1回、全部で12~25回(最低8回)のペースで実施されます。

①-P 心理教育とペアレンティングスキル
●子どもの症状とトラウマの関係を学び、養育者はどのように接していけばよいかを学ぶ

②-R リラクセーション
●呼吸法などのリラクセーション技法を学ぶ

③-A 感情表出と調整
●どんなときに、どんな気持ちになるか、それはどのくらいの強さかなど、感情に気づき、表現できるようにする

④-C 認知対処
●考え-感情-行動の関係に気づけるようにする

⑤-T トラウマナラティブと認知処理
●自分のトラウマ体験を、物語や絵本、歌などの形にする

⑥-I 実生活内曝露
●養育者と協力し、実生活で回避していることがあれば少しずつ挑戦する

⑦-C 親子合同セッション
●養育者と子どもがトラウマにともに向き合い、今後も語り合える素地をつくる

⑧-E 将来の安全と発達の強化
●今後の子どもの安全や、発達をさらに強化する心理教育をおこなう

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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