トラウマについて/4.「今」への影響を変える心理療法【代表的な心理療法⑤】

心の病気

NET/トラウマ記憶を物語にしていく

「ナラティブ」とは物語という意味の言葉です。
NETは「語ること」に重点を置く心理療法。
冷凍されたままのトラウマ記憶を語ることで、通常の記憶への変化を促します。

●自分史の一部としてトラウマ記憶と向き合う

トラウマとなった出来事や経験を語ることには苦痛が伴います。
しかし、トラウマ記憶を処理していくうえで、語ることには大きな意味があります。

NETでは、トラウマ体験だけを扱うわけではありません。
人生全体をふり返り、大きな流れのなかに、その記憶を位置づけていきます。
自分史の一部として向き合うなかで、それは過去の一部であること、今は過去ではなく未来へとつながっているのだと感じられるようになれば、トラウマの影響は軽くなっていきます。

■NETの進め方

治療者とともに、1回90分ほどかけながら4~12回程度の間に、「自分史」をまとめていきます。
そのなかで、トラウマ体験に向き合うことになります。
治療者のサポートを受けながら取り組んでいきます。

①およその出来事を示す
●人生をふり返り、ネガティブなことばかりではなく、ポジティブな思い出も含めて、いつ頃、どんなことがあったか、だいたいのことを挙げていく

②自分史をつくる
●治療者の問いかけに応じて詳細を語る
●語った内容は治療者の手で文章化される
●上記の文章を次回に読み上げ、修正を加える

③「自分史」としてまとめられる
●自分の人生をだれもが読める、理解できる形でまとめあげる
●「だれもわかってくれない」のではなく、「わかってくれる人がいる」と実感できる

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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