トラウマについて/3.これからの目標と道のりを見定める【だれが治すのか?】

心の病気

「治すのは自分」という意識が回復を促す

体の傷が癒えていくように、心にも「治る力」があります。
自分自身の治る力が発動することで、心の傷は害のない「傷あと」になっていきます。

●よい導き手がいれば歩みやすくなる

つらい体験を重ねても生き延び、今ここに存在しているということは、それ自体が大きな強みです。
その強みを、トラウマの影響から逃れ、回復への道を歩んでいく力に変えていきましょう。
歩むのは自分自身ですが、よい導き手をもつことは大きな助けになるでしょう。

残念ながら現在の医学界では、トラウマ性疾患に対する治療技法が十分に普及しているとはいえません。
しかし、専門的に取り組んでいるところもあります。

トラウマからの回復を促す治療技法については、エビデンス、つまり科学的根拠が証明されているものもあります。

ただ、「どれがいちばん」というものではなく、エビデンスが十分ではないから効果がないというわけでもありません。
いろいろ試してみるとよいでしょう。

■回復にかかわる人

「治る力」は自分自身のなかにあります。
専門的な支援者のもとで治療を進める場合でも、「治すのは自分」という意識が回復を早めます。

<自分自身>
治療者は、症状のパターンをみながら、その人に合っていると考えられる方法で回復を促してくれます。

ただ自分のことをいちばんよくわかっているのは、自分です。
あなたはあなたの専門家なのです。

自分を嫌ったままで回復の道を歩むのは困難です。
自分を大切にすること、今の自分を認め、受け入れることから回復は始まります。

<専門的な支援者>
精神科医、臨床心理士などのセラピスト(治療者)は、患者さん自身の治る力を引き出し、回復を促すのが本来の役目です。

生活面の支援が必要な場合には、保健師、ソーシャルワーカーなどが力を貸してくれます。

<身近な人>
家族や友人、パートナーなど、身近な人がトラウマについてもいっしょに学んでくれるのであれば、大きな支えになります。

■助けを求めることは大切

「治すのは自分」という自覚が大切とはいえ、「ひとりでなんとかしなければならない」ということではありません。

●トラウマの影響で家庭生活や職業生活、学生生活などが損なわれている。
●調節できない睡眠の障害や、感情調節の障害がある。

などといった場合には、障害としてとらえ、専門家の助けを借りながら回復を促していく必要があります。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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