トラウマについて/1.生きづらさをまねくトラウマの症状【脅威感】

心の病気

眠れない、食べられない、過剰に緊張・警戒する

危機に面したときに眠気が吹き飛び、「過覚醒」といわれる状態になるのはごく自然な変化です。
問題は、危険が去っても脅威感が消えず、その状態が続くこと。
長引くほど体のバランスを崩しがちです。

●トラウマは体の状態も変えてしまう

危険な状況におかれると脳の興奮は増し、覚醒水準が高まります。
覚醒水準とは、脳を中心とした神経系がどれだけ活発に働いているかということ。
脳の過剰な興奮により、体の状態は今その瞬間を生き延びることを優先するモードに切り替わり、それは自律神経や内分泌系などにも伝わります。

トラウマ体験となった出来事自体は終わっても、脳が「危険な状態にある」と判断しているかぎり、リラックスした状態には戻れません。

●長期的には身体疾患も

危機的状況に対応するためのモードが続くことで、体のバランスが崩れ、さまざまな不調が現れやすくなります。
その状態が長引けば、身体的な病気につながることもあります。

■長引く脅威感が体のバランスを悪くする

トラウマ体験による脅威感が消えず、興奮・緊張が解けないままの状態が続くことで、体の症状が目立つようになることもあります。

・脅威感が続くことでアクセルを踏み込んだ状態に
自律神経は、交感神経と副交感神経の2系統から成り立っています。
危機的な状況にあるときには交感神経系の働きが強まります。
トラウマをかかえ、脅威感が消えない状態は、車にたとえるならつねにアクセルを踏み込んだまま走っているようなものです。

・脳の過剰な興奮が続く
脳が過剰に興奮し、覚醒水準が高い状態が続くことを「過覚醒」といいます。
覚醒水準の調整障害ととらえることができます。

●なかなか眠れない
●イライラして焦る
●ささいなことで激しく怒ったり、攻撃的になったりする
●あらゆる刺激に反応してしまい、集中しにくくなることも

・内分泌系・免疫系にも偏りが生じる
危機に対応するために、内分泌系のバランスにも変化がみられます。
ストレスホルモンといわれる各種のホルモンの分泌が高まり、免疫の働きを乱します。

・「体の病気」として現れることも
頭痛、腹痛、全身の痛みなどが続いたり、ぜんそくや過敏性大腸炎、原因不明の疼痛、慢性疲労症候群など、身体的な病気が起こりやすくなったりすることもあります。
どんな病気として現れるかは、各自の体のどこに弱点があるかによって違います。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/