トラウマについて/1.生きづらさをまねくトラウマの症状【再体験】

心の病気

生々しい体験時の記憶がよみがえる

再体験はトラウマによる症状の代表的なもの。
トラウマ体験時に受けた感覚が、すべてそのままよみがえる現象です。
記憶の調整障害の一種ととらえられます。

●コントロールできない記憶が生活を脅かす

私たちは記憶を活用しながら生きています。
日々の体験の一部は長く保管され、必要に応じて思い出されますが、その他の記憶は保管されずに消え去るか、保管されていても徐々に薄らいでいきます。

トラウマ体験の記憶(トラウマ記憶)は、こうした通常の記憶とは異なり、体験時の記憶のすべてが丸ごと、いわば冷凍保存された状態で残ります。
ふとしたはずみに解凍が始まると、再体験症状に見舞われます。
コントロールできない記憶にふりまわされている状態ともいえます。

当時の不快な感覚や感情が何度もくり返し起こるうちに、回避などの症状につながっていくこともあります。

■再体験症状の現れ方
過去の記憶は社会生活を営むうえで不可欠なもの。
けれどトラウマの記憶は、通常の記憶と性質が異なります。
再体験症状として、さまざまな形で現れます。

・トラウマ体験の記憶は消えないから……
時間がたっても薄らぐことはなく、放っておけば鮮明なまま。
よみがえるたびに、まるでその場にいるような苦痛を伴います。
なにが起きているか、言葉にしにくいのも特徴のひとつです。

・悪夢を見ることもある
当時の体験が夢の中で再現され、うなされることもあります。

・「侵入症状」に苦しみやすい
意図したわけではないのに、トラウマ体験時のことが急に思い出される症状です。
自分の意思を無視して頭の中に入り込んでくるような感じがあるため、「侵入」という言葉が使われています。

・フラッシュバックを起こしやすい
侵入症状が激しい形で現れたもの。
突然、過去のトラウマ体験が今まさに起きているかのように生々しく感じられ、現実感を失ってしまいます。
そのとき見えていたものが見え、聞こえていたことが聞こえ、触れたものに触れたように感じられます。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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