大人の発達障害/4.生きづらさを改善するために【医療①】

症状

生育歴プラス現在の症状から診断する

発達障害の診断には生育歴をみることが有用だといわれますが、大人の場合、それが簡単ではないこともあります。
現在の症状や困難を聞き、本人の記憶や様子をみて診断します。

●子ども時代の記録や記憶がないことが多い

自分で発達障害かもしれないと受診してくる大人で、自分の母子手帳や、子ども時代の通信簿を持っている人はほとんどいません。
また、通信簿が残っていても、所見欄にはプラスの書き方がされているのが普通です。

受診の際には親についてきてもらうと生育歴がわかるといわれますが、親の事情で難しかったり、本人が嫌がったりします。
親がついてきても、記憶が変化していることや、親自身が発達障害ということもあります。

ですから、子ども時代の記録や親の記憶は、診断材料の参考程度になります。

●子ども時代の様子を本人に聞く

実際には、本人に「どういう子どもだったか」を聞きます。

変化に対する抵抗があったかどうかは重要です。
同じ遊びをくり返したり、同じ行動を続けていたりしなかったか、ということです。
イマジネーションの障害に関連しますが、ごっこ遊びをしていたかも確認します。
残念ながら、学童期にいじめられた経験をもつ人が多くいます。

●現在の症状や困難こそ重要な診断材料

発達障害とは「発達」の障害なので、子どものころの症状と大人になってからの症状は変わっていることがあります。
困難を感じるシーンや内容も異なります。

しかし、「入力の障害」などの本質は変わりません。
現在の症状や困難を詳細に聞き、話す様子、子ども時代の記録などから、総合的に診断します。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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