サラリーマンが知っておきたい、リーダーシップ理論とは

心理

会社で仕事をしていく上で、「リーダー」という存在がどのポジションにおいてもおられるかと思います。
本日は、リーダーシップ理論について、心理を交えながらお話していきたいと思います。

対人関係には1対1のものもあれば、集団でコミュニケーションを行うものもあります。
集団で活動を行うには「リーダー」の存在は不可欠であり、チームワークを良くするには、強いリーダーがそのチームを引っ張ていくことが大切です。
これは、人間だけでなく多くの動物の世界にも群れの中には自然とリーダーが存在し、群れを束ねていきます。
現代は集団のあり方も様変わりして、リーダーの存在がなかなか見えなかったり、リーダーのあり方も変わってきています。
まずはリーダーとはどのような存在なのか説明していきます。

【PM理論について】
「PM理論」とは、社会心理学者の三隅二不二(みすみじゅうじ)氏が提唱したリーダーシップの概念の事です。
リーダーシップとは、P機能(目標達成や生産性を高めるための機能)と、M機能(集団の維持やチームワークに関わる機能)の2つ能力要素で構成されているというものです。
PM理論は、P機能とM機能の2つの能力要素を用いて、リーダーシップを4つのタイプに分類しています。
以下、生産性が高い順となります。

①PM型
目標を明確に掲げ、成果を挙げられるとともに集団をまとめる力も備わっている理想のタイプです。

②Pm型
目標を明確に掲げる事ができ、成果を挙げる事は出来ますが、集団をまとめ上げる力は弱いタイプです。

③pM型
集団をまとめる力はありますが、仕事はいまひとつで生産性は上げられないタイプです。

④pm型
集団をまとめる力も成果も挙げられないタイプです。

【集団の危険性について】
一個人では行動を起こせないものが、集団になると危険な発言や行動を起こす事が可能になる事があります。
これを「リスキーシフト現象」といいます。
例えばいじめや暴言など、一個人では悪いことだという事は理解出来ますが、集団になるとその悪い考えが特に悪いことだと思わなくなり、同調してしまう事があります。
AとBという2択の問題があり、自分では明らかにAが正解だと分かっていても、周りの人全員にBが正解だと言われると少し不安になり、Bが正解だと思ってしまいます。
この様な現象は、個の存在が集団に影響されやすい事をさしています。
そこにはどの様な心理があるのか、説明していきます。

「普遍感」
大勢の人と、同一の対象に対して共通の反応をしている事によって安心感を感じ、正当性を信じる様になる心理。

「数の圧力」
多数の意見に対して、それに同調する事で安心感を得ようとする心理。

「感染説」
感染症の様に、一人一人に刺激が伝わっていくたびにその感情や刺激が大きくなり、最後には個人の考えなども無視されパニック状態に陥る心理。

「欲求不満説」
社会生活を送る上で今まで蓄積されてきた欲求不満を、群集心理の中で解消しようとする心理。

「暗示・模倣説」
伝えられた情報をそのまま信じてしまったり、他人の行動や考えと同じ様な行動をとってしまうという心理。

いかがでしたでしょうか?
この様な心理を知り、全てにおいて強いリーダーの存在により、集団を引っ張っていって頂きたいと思います。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史