大人の発達障害/3.固執性-興味や行動が広がらない【同一性保持の傾向①】

症状

同じことを続けていれば安心できる

DSM-5で自閉スペクトラム症に見られる「限定された反復的な様式」という特性は、わかりやすくいえば、「同じことをやりつづける」ということです。

●ものへの「こだわり」とは少し違う

発達障害があると、見たものに見た以上の意味をつけることができません。
そこで、見たものに、自分なりのわかりやすいやり方で関わろうとします
自分が知っていること、慣れていることをやりつづけるほうが、安心できるのです。

これを「同一性保持」といい、「固執性」の中心となる特性です。

固執性は「こだわり」といわれることが多いのですが、一般的な意味とは少々違います。
「こだわり」には、趣味的な要素があります。
しかし、発達障害では、思考の切り替えや視点を変えるなどの「心の移動」ができないのです。

●変化のない環境で深く追求したい

「同一性の保持」とは、「変化に対する抵抗」と言い換えることもできます。
同じことをやるにも慣れた環境のほうが安心ですから、環境の変化に抵抗するのです。

日常の場面では、臨機応変な対応が苦手です。
予定外のできごとが起こっても、応用したやり方をイメージすることもできないので、いつもと同じやり方で対応しようとします。

●強迫症に見られることもある

かたくなに確認作業や手洗いなどをやりつづける場合は、強迫症と見誤られることがあります。

強迫症との違いは、その行為をおこなっているとき、本人が苦痛を感じていないことです。
強迫症の場合は、手洗いなどを「やめたい」けれどやめられずに苦しんでいます。
発達障害の場合は、やめたいと思っていません。

奈良 心理カウンセリングルーム
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