先の展開を思い浮かべることができない
イマジネーションの障害の、もうひとつの側面は、「タイムトラベル」ができないことです。
未来や今後の展開を予測するといった、時間軸でものごとを考えることが困難なのです。
●未来を予測できず、現在だけを見ている
発達障害があると、過去から現在、未来への「タイムトラベル」ができません。
過去の経験をもとに、今後の展開を予測して、今やるべきことを考えることができないのです。
実際の仕事の場でいうと、「この仕事をやるのなら、次にあれをやることになるはずだから、準備しておこう」、「この仕事は〇〇までに完成できるだろう」などの、段取りや見通しを立てることができません。
学生なら、「これを理解するためには、こちらの勉強をしておく必要がある」と準備することができないのです。
現在だけを見つめているので不意打ちに弱く、臨機応変な対応ができないことにもつながります。
●職場で求められるものに応えられないことも
職場では「言われたことしかできない」と怒られてしまいます。
あるいは「自分で仕事を探せ」とも。
現代は、自分で企画を立て、段取りをして、仕事を進めていくことを求められる時代です。
自閉スペクトラム症も、ADHDも、特性は違いますが、結果として「仕事のできない人間」と評価されがちです。
ただ、自閉スペクトラム症では統計的な数字は理解できるので、理論と統計から予測することはできます。
奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史
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