大人の発達障害/1.発達障害とは生きることの障害【関連疾患②】

症状

二次障害としてうつ病を起こしやすい

「私は発達障害かもしれない」と受診する人が増えている一方、抑うつ症状を訴えて受診してくる人のベースに、自閉スペクトラム症などの発達障害が見つかることがあります。

●叱責、自己否定感がうつ病につながる

発達障害を一次障害とすると、二次障害としてうつ病を発症することがあります。

職場での失敗から、叱責されてばかりいると、「自分はダメだ」「役に立たない人間だ」などと自己否定感が強くなっていきます。
「なぜこれくらいのことができない?」などと周囲に理解されないことも大きなストレスで、しかも、そのストレスは日々続きます。
発達障害は目に見える障害ではないので、周囲の人には、「なぜこれくらいのことができないのか」「怠けているのか」と誤解されがちです。

対人関係でトラブルを起こすと、「わがまま」「傲慢」などと思われることもあります。

けっして怠けているわけではないし、わがままを言っているつもりもないのに、こうした評価をされると、挫折感をもつようになってしまいます。

発達障害のある人の多くは、本来まじめな性格ゆえ、「失敗してはいけない」と緊張するようになります。
それでも失敗することはあります。
挫折感に加え、「自分のせいだ」と自責感が強まったり、「どうしてうまくできないのだろう」と無力感にとらわれたりします。
こうした感情から、うつ病につながっていきます。

●合併しているのか見分けることから

うつ病だけを発症しているのか、一次障害として発達障害があったのか…見分けるのは簡単なことではありませんが、しっかり見分けることが大切です。

抑うつ症状のために社会に出られないのか、発達障害の特性のために社会に適合できないのか、中心となる問題点をしぼります
発達障害の特性のためより、うつ病のために社会に出られない人もいるからです。

そのうえでうつ病の治療をおこないます。
発達障害を合併している場合には、社会技能訓練などの精神療法をすすめます。
発達障害ゆえの問題や困難を軽減させるよう、しっかり対策をたてましょう。
たとえ薬物療法などでうつ病が回復しても、一次障害である発達障害に対応しないと、うつ病が再発する可能性が高くなります。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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