大人の発達障害/1.発達障害とは生きることの障害【関連疾患①】

症状

多くの精神疾患に発達障害が関わっている

発達障害はそれ自体の特性や症状が困難や問題のもとになりますが、精神疾患を合併することも、困難につながります。
別の精神疾患を合併していないか、見直しが必要な場合があります。

●精神疾患や障害の根底に発達障害を考える

多くの精神疾患の根底に自閉スペクトラム症があり、合併していることが、近年明らかになってきました。

すでに診断されている場合、合併している精神疾患への薬物療法のほか、発達障害への対策も講じなければなりません。

また、発達障害がある場合、二次障害として精神疾患を発症しないよう予防的な配慮も必要です。

一方、発達障害だったのに、別の精神疾患と誤診されていることもあります。

薬を飲んでも改善しない場合、本当は発達障害ではないか、診断を見直す必要があります。

■合併

発達障害、とりわけ自閉スペクトラム症をベースに、二次障害として、さまざまな精神疾患・障害を合併していく。
うつ病や統合失調症、強迫症、不安症などの精神疾患との合併、パーソナリティ障害との合併もある。

■誤診

自閉スペクトラム症は、強迫症、パニック症、統合失調症などと誤診されることがあるので要注意。

<統合失調症>
自閉スペクトラム症があると、統合失調症の陽性症状とよばれる幻覚や妄想のような症状が現れることがあります。
タイムスリップ現象という、幻覚のような症状ですが、多くはストレスが高じたための一過性の症状です。
意欲の低下などの陰性症状は出現しないので、統合失調症とは違うことがわかります。

<強迫症>
自閉スペクトラム症では、家を出るまでの順番が決まっているなど儀式や観念強迫のような行為や、ひんぱんに手を洗うなどの不潔恐怖のような行為が多く現れます。
強迫症では、本人がその行為をやめたいと思っていることが、発達障害との違いです。
ADHDでは、ミスを出さないように確認恐怖が起こることがあります。

<不安症>
不安症のなかでもパニック症との合併や誤診があります。
自閉スペクトラム症では、突然の変化に対応できず、パニックになることがあります。
この場合のパニックはパニック発作とは異なり、混乱、動転といったものです。

<パーソナリティ障害>
それぞれに影響のしかたが異なりますが、自閉スペクトラム症にパーソナリティ障害が合併していくケースは多くあります。

奈良 心理カウンセリングルーム
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