大人の発達障害/1.発達障害とは生きることの障害【ADHD】

症状

大人になると消えてゆく症状もある

職場で問題をかかえているのは軽症の自閉スペクトラム症のほか、ADHDの人もいます。
主に4つの特性がありますが、そのうちの2つは大人になるにつれ、徐々に目立たなくなります。

●多動性と興奮性は目立たなくなる

ADHDには主に「多動性」「興奮性」「不注意」「衝動性」という4つの特性があります。

大人のADHDでは多動性と興奮性が目立たなくなってきて、不注意、衝動性が残ります

多動性では、順番が待てなかったり、姿勢を保てなかったりします。
職場に適応できている人は、思考が活発になり、アイデアが生まれるなど、プラス面に現れることもあります。

興奮性は、感情が高ぶりやすい、怒りやすいといったかたちで現れることもあります。
感情のコントロールが苦手です。
ギャンブルやアルコールなどへの依存も興奮性に関係しています。

●不注意は持続し、特に女性に多い

不注意は職場ではトラブルのもとになります
ケアレスミスが頻発し、何度も同じミスをくり返します。
気が散りやすく、関心があることには熱中するけれど、難しいことには集中が続きません。

忘れ物やなくし物が多く、整理整頓が苦手です。

多動はほとんど目立たないときには、ADHDのHを抜いてADDということもあります。

●衝動性は混沌とした状態

衝動性というより、「混沌性」や「秩序崩壊」というほうが合っています。
頭の中が混沌として思考をまとめられません。
計画が立てられず優先順位がつけられません。
片づけができません。

やるべきことを先送りして、間に合わなかったりします。
最初のアクションを起こせないためで、これを本ブログでは「初動障害」とよんでいます。
遅刻が多いのも、このためです。

●精神疾患や他の発達障害との合併も

ADHDでは、子どものころから親や教師に叱られることが多くありました。
活発で外交的な外面の下で、傷つき、自尊心が低下している人が多いのです。
そのため、うつ病などと合併することもあります。

自閉スペクトラム症との合併も多くあります。

ADHDには薬物療法の効果が期待できます。
周囲に困っている人がいたら、ぜひ受診をすすめてください。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/