情報の入力・処理という脳の機能に困難がある
発達障害の原因は、脳の働きが、ほかの多くの人と異なっていることです。
自閉スペクトラム症では、情報の入力と処理がうまくいかないという本質的な特性があります。
●脳の機能の一部がうまく働いていない
発達障害の原因について、以前は、親の育て方のせいだと思われていたのですが、それは誤りだとわかっています。
発達障害の原因は、まだ完全にわかってはいませんが、脳の機能に本質的な特性があるようです。
なぜ脳の機能が多くの人と異なっているのかは不明ですが、遺伝的な要素が関係しているとも考えられています。
そのほか、いくつかの原因が研究されています。
●入力された情報を処理する際の障害
情報は脳に入力され、処理されて、はじめて意味をもちます。
自閉スペクトラム症では、情報を入力して処理するときの障害があると考えられます。
特に話し言葉の理解や、メタメッセージ、状況の意味、人の気持ちなどの、目に見えないものを想像することに困難があります。
こうした情報は多くの人は「社会脳」とよばれる領域で処理するのですが、発達障害があると、社会脳の機能がうまく働いていないと考えられます。
●入力の障害はほかにも影響する
入力の障害があると出力にも影響します。
場にそぐわないことを平気で言ったりします。
「学習」というフィードバックが得られないためです。
失敗したり、誰かを怒らせたりしたとき、その理由を説明されて、そのときはおさまったことがあっても、また同じことをします。
周囲の人は、そのつど、失敗や怒りの理由を説明しなくてはなりません。
奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史
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