摂食障害について/④家族がつくり出す悪循環から抜け出そう!【摂食障害は病気だということを認めよう】

心の病気

患者さんの状態を家族がどう見ているかということは病状にかなり大きな影響を与えます。
例えば、「いいかげんに過食はやめなさい」といってしまうと、過食は自分の意思でどうにかなるものであり、それができないのは意思が弱いという意味になってしまいます。
そして患者さんはまた、「私は意思が弱いだめな人間なんだ」と自分を責めてしまい、「過食」はますます悪くなります。

あるいは、「お母さんに心配ばかりかけて……」というと、まるで患者さんが自分の意思でお母さんに心配をかけているかのように聞こえます。
そして患者さんは、「私はお母さんに心配をかけることしかできない、だめな人間なんだ」と自分を責めます。

経済的なこともそうです。
「過食」の場合、どうしてもお金がかかります。
「うちは決して豊かではないのに困る」というと、だれよりも困っている患者さん本人は、「やっぱり自分は死ぬしかないのか」とすら思いつめます。

患者さん本人は、変えられるものならとっくに変えているのです。
「拒食」も「過食」も病気ですから、自分の意思ですぐに治るようなものではありません。
ときどき、非常事態や変わった環境の中でピタリと症状が止まる人もいますが、それは一時的なものであって、またぶり返します。

例えば、致命的な癌で治療を受けている家族に対して、「いい加減に痛がるのはやめなさい」「お母さんに心配ばかりかけて……」「うちは決して豊かではないのに困る」などといったりするでしょうか。

そう考えてみると、前述したような言葉が摂食障害の現場で頻繁に聞かれるということは、やはり病気として認識されていないのだなと感じます。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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