●自分がなぜ病気になったのかを知る
「拒食」が発症するきっかけは、比較的共通しています。
いじめに遭った、進学や進級によって人間模様がガラリと変わった、進学によってそれまでの勉強法ではよい成績を維持することができなくなった、受験の際にどれほど勉強しても目標を達成できそうもない、など、それまでのやり方が通用しないような状況に直面してしばらくたってから発症する、ということが多いです。
いじめの場合には、「嫌がられることをしなければ嫌われない」というやり方が通用しなくなったということですし、進学や進級によって人間模様がガラリと変わる場合にはそれまでの対人関係ルールが通用しなくなるということです。
もともとがんばり屋さんですから、新たな状況に直面してからも、それまでのやり方でしばらく努力を続けるのですが、うまくいかない不安が限界に達すると摂食障害が発症する、というのが一般的な印象です。
拒食症の人、あるいは過食症でも「拒食」の要素がかなり強い人は、必ず「それまでのやり方が通用しないような状況」が見つかると思いますので、探してみてください。
●「拒食」を治すために必要なことを知る
それまでのやり方が通用しなくなって発症する病気ですから、それを治すためには、新たなやり方を身につける必要があります。
それはどういうやり方かというと、「自分の求める結果を得る」というところは変わらないのですが、それを「自分ひとりだけの努力で達成する」のではなく、「人に相談したり助けてもらったりしながら実現する」ということになります。
ある意味では、それは、「子どものやり方」から「大人のやり方」へと成長するということになります。
大人の世界には、自分ひとりの努力で何とかなるものは案外少ないからです。
ですから、「拒食」を治すということは、人間として成長するということにもなるのです。
奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史
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