その動悸やめまい、気分の落ち込みなどの不調は、環境の変化が原因かも…

心の病気

適応障害』という病気を耳にされた事があるかと思います。
適応障害とは、ストレスとなる様な出来事に上手く馴染めず、心や身体に様々な症状が現れ、社会生活に支障が出る心の病気です。

【精神症状】
●憂うつ感 ●気分の落ち込み ●絶望感 ●不安感や焦り ●恐怖感 ●感情がコントロール出来ない ●神経質になる ●引きこもりがちになる。学校や仕事に行きたくなくなる。

【身体症状】
●動悸 ●発汗 ●めまい ●不眠 ●肩こり ●疲労感 ●食欲不振 ●やせ(体重減少)

この場合のストレスとは、大災害などの「非日常的な」出来事ではなく、進学や就職、退職、職場環境の変化、親元からの自立、結婚、離婚、死別など、日常生活で一般的に起こり得る環境の変化です。

通常、人はこうしたストレスとどうにか折り合いをつけて対応していきます。
ところが、ストレスが過剰であったり、耐えきれない負荷がかかると、適応障害という形でSOSのサインを出す事になります。

うつ病や全般性不安障害などと混同されがちですが、適応障害はストレスの原因がはっきりと指摘出来る時に診断されます。
また、これらの精神疾患の基準を満たしていない、あるいはこれらの疾患の単なる悪化でもないという条件に当てはまった時に診断されます。
つまり、うつ病や全般性不安障害などの診断基準を満たす場合は、その診断が優先されます。

ストレスの要因として自覚している出来事があっても、その悩みや苦しみが病的なものか、正常の範囲内か、自分では判断しにくいものです。
一人で苦しみ、もがいていても、病院へはなかなか足が向かないかもしれません。
いつか元通りになる事を待つよりも、迷うなら受診してみる事をお勧めします。

【薬物療法】
抗不安薬、抗うつ薬、抗精神薬など

【精神療法】
ストレスの要因となっている環境から離れる事が第一。
それが難しい場合は、認知行動療法によりストレスに対する適応力を高める事もある。
同じストレスを抱える人(例えば退職者同士など)と一緒に行う集団面接も効果がある。

自分に合った診療機関を探し、治療を始める事で自分なりのペースを取り戻せる可能性があります。
あるいは、信頼している人に気にかかっている事を話してみましょう。
新しい見方が出来る様になれば、ストレスの度合いも変わってくるかもしれません。

周囲の人は本人の悩みや苦しみに気付いてあげる事が大切。
その上で相談にのるなどサポートしましょう。
また、少しでも休養出来る様な環境づくりを心がけます。
短時間での回復は難しいので、長い目で見守りましょう。

辛い時、苦しい時は、いつでも当ルームへお話しにお越し下さいませ。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史