①摂食障害は治る病気です【摂食障害の治療-1】

心の病気

●過食症の治療 対人関係療法と認知行動療法

過食症については、効果的な治療法が明らかになっています。

対人関係療法と認知行動療法の2つは、治療終了6年後まで追った研究でも効果が安定していることが示されています。
現時点で受けるのであれば、この2つのどちらかがよいでしょう。
抗うつ薬は、うつが強い人やこだわりが強い人にはプラスですが、過食症という病気の全体を治す力はありません。

対人関係療法は、過食症の人の「モヤモヤした」気持ちが、対人関係のテーマであることが多いことから、どんな対人関係パターンが過食のエネルギーをつくり出しているのだろうか、というところを見ていく治療法です。

過食という症状には手をつけませんので、まずは対人関係に自信がつき、そのあとから過食症状もよくなる、という順番で進みます。

治療終了6年後まで追った研究の結果を見ると、治療終了時点では過食という症状がなくなった人はあまり多くないのですが、そのあとの日常生活の中でグングン効果が伸びていって、途中で認知行動療法を抜かすほどになっています。
摂食障害という枠に限らず対人関係力を全体につけるようなユニークな治療法です。

過食症に対する認知行動療法は、食生活日誌をつけて食生活や下剤の乱用などを全般に是正し、さらに、どのような偏った考え方が過食につながっているかということを見ていく治療法です。

例えば、「人間は完璧でなければならない」という信念を持っていれば、自分が何かをうまくできなかったときに自分を強く責め、過食へと追い込まれてしまうでしょう。
そのような信念をいろいろな角度から検討し、より客観的・合理的な見方ができるようになっていくことが治療の目標です。

認知行動療法は効果的な治療法ですが、特に前半の食生活日誌などは、よほど動機づけのある人でないとなかなかうまくいきません。
うまくいかない自分を責めてしまい、ますます過食に向かってしまうこともありますので、向き不向きはかなりはっきりと分かれます。

奈良 心理カウンセリングルーム
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