①摂食障害は治る病気です【どんな人がなりやすいか-1】

心の病気

●今の日本は摂食障害になりやすい環境

今では、多くの日本女性が「やせたい」と思っていますし、小学生ですらダイエットをする時代です。

医学的には「標準」という体重の人や、むしろ「やせ」の人ですら、自分のことを太っていると思い、やせようとします。
そのこと自体は大変問題ですし、栄養についての正しい教育は緊急の課題だと思います。
そして、みんなの関心が「やせる」ことに向いている環境が、摂食障害という病気の増加につながっていることは間違いないと思います。

しかしその一方で、そんな時代に生きる人のすべてが摂食障害になっているわけでないことも事実です。
リスクはとても高い時代ですが、やはり摂食障害に「なりやすい人」と「なりにくい人」はいます。
どういう人がなりやすいのか、少々ご説明しましょう。

●「拒食」になりやすい人

「拒食」の要素を生み出しやすい人は、基本的に、不安が強い人です。

もともと努力家ですので、強い不安を感じなくてすむ状況であれば「しっかりした人」「きちんとした人」として機能します。
でも、以前ご説明したような、自分のルールが崩れてしまうような状況においては、まるで遭難しているような強い不安を感じますので、「拒食」に向かいやすくなります。

不安の強さは対人関係にも表れます。
「拒食」になる人は、もともとひとりで努力するタイプなのですが、これには2つの要素があります。

ひとつは、「マイペースでやりたい」という要素、もうひとつは「とても人を巻き込むことなんてできない」という要素です。

つまり、自分というものをかなりしっかり持っていると同時に、自己主張は苦手なのです。
この2つが矛盾なく共存できる(努力すれば報われる、いい子にしていればほめられる)環境であれば、問題は生じません。
しかし、もっと複雑な環境になってくると、この2つの性質は、両立させることそのものが苦しくなります。
「自分は〇〇しないと不安だ」という気持ちが強くあるのに、「○○したい」といえないからです。
その苦しさが、病気につながっていくと考えられます。
「拒食」の人を見ると、もともとご本人にそういう傾向があったところに、生育環境がそれを促進していたようなケースがほとんどです。
「拒食症になる人はいい子が多い」といわれていますが、「いい子」というのは、要は、周囲に合わせて自己主張しない子です。
「いい子」でいることが当然視される、「いい子」でいないと家庭内が不安定になる、「いい子」でいなければ口やかましく批判されたり心配されたりする、というような環境は、「拒食」への道を後押ししているようなものです。

奈良 心理カウンセリングルーム
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