①摂食障害は治る病気です【そのほかの摂食障害】

心の病気

拒食症や過食症の診断基準をそっくり満たすわけではないけれども、摂食障害と呼べる人たちもいます。
診断基準では「特定不能の摂食障害」と呼ばれています。

その中で、病名としてだんだん確立してきたものが「むちゃ食い障害」です。
過食症と同じような過食があるのですが、体型や体重へのとらわれはそれほど強くなく、肥満していることが多いタイプの人たちです。
体型や体重へのとらわれが強くないのなら過食はつらくないのか、といえば、まったくそんなことはなく、「過食をコントロールできない自分」に強い罪悪感を抱いています。

過食症の人が、体型や体重で自分の価値を決めているのと同様に、むちゃ食い障害の人は、過食を続けていることで自分の価値を低く決めています。

また、体型や体重へのとらわれは強くないといっても、過食の結果、自分が太ってしまうことは情けなく思っていて、やせたいとも思っています。
過食症との違いは、そこで目指す体重が「やせすぎ」ではなく「標準範囲」である(できればもっとやせたいと思っている人もいますが、せめて標準体重になりたいと思っています)ということと、やせるために吐いたり下剤を使ったりは基本的にしない、ということです。
それ以外は過食症とほとんど同じです。

そのほか、体重は標準の80パーセント未満だけれども生理はある人(生理の項目以外は拒食症の診断基準を満たす人)、過食の頻度が診断基準(最低週に2回)を満たすほどではないけれども長期間持続している人、大量の食物をかんでは飲み込まずに吐き出す行為(チューイング)だけを長期間にわたり続けている人などは、「特定不能の摂食障害」に分類されます。
「特定不能の摂食障害」ももちろん治療対象となります。
その場合、拒食症の治療をするのか過食症の治療をするのか、ということについては、次回のブログでそのイメージをつかんでいただきたいと思います。

印象では、体重は標準体重の80パーセント未満だけれども生理はある人が、過食をともなう患者さんの中には結構多いように思います。
症状の特徴は拒食症とほとんど変わりませんが、生理がある分、身体への悪影響はまだ少ないといえます。
治療の方針はほとんど変わらず、治りやすさも大して変わりません。
ただ、「なかった生理がくる」という変化を乗り越えなくてすむ分は、治療のハードルが一段低いといえるでしょう。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/