自律神経失調症について/⑦ストレスにはこうして強くなる-5-Ⅰ

ストレス

【人間関係のトラブル対処法】

コミュニケーションがスムーズでなければ、人間関係はうまくいきません。会話のトラブルはストレスの原因ともなります。トラブルを避けるための方法を身につけましょう。

●交流分析を利用したコミュニケーション法

人間関係でもっとも大切なのはコミュニケーションです。
自律神経失調症になりやすい人は、コミュニケーションが苦手な人が多いようで、職場や友人、さらには家族間で、ささいなことでトラブルを起こしてしまいがちです。

人間関係のトラブルをなくすため、交流分析を参考に、コミュニケーション法を考えてみましょう。

交流分析は、自分を知るとともに他者との交流のしかたを分析し、円満な人間関係を保てるようにすることがおもな目的です。
ちょっとおさらいしてみましょう。

①人間の心には「親(P)」「大人(A)」「子ども(C)」の3つの自我がある。
②過去や他人の行動・考えは変えられないが、現在の自分は変えられる。
③自分の感情・思考・行動の総責任者は自分自身である。

●トラブルを避ける相補的交流を目指そう

先に触れたように、交流分析では、人間の心には3つの自我があると考えています。
この中のどの自我を使って他人と接しているかを、交流パターン分析に当てはめてみると、次の3つに大別することができます。

①人間関係がうまくいく「相補的交流」

2人の会話のベクトルが平行するパターンです。
たとえば、自分も相手も大人(A)の自我で接する場合は、期待どおりの答えが返ってくるため、どちらかが不愉快な感情になることはありませんし、会話もスムーズに進みます。
「今日はとてもいい天気ですね」という語りかけに対し、「本当にそうですね」と答えれば、イヤな感情は残りません。

会話を楽しくするには、相手との自我を共通にする、この相補的交流を心がければよいのです。
すべてがこれだけですむわけではありませんが、人と接することの多い職業の人などは、覚えておいて損はありません。

②トラブルが起きがちな「交差的交流」

会話のベクトルが交差してしまうパターンです。
よい反応を期待したメッセージに対し、予想外の反応が返ってくることで、イヤな気分になってしまいます。
「今日はいい天気ですね」に対し、「そうでもないですよ」とむげにいわれたら、不愉快になり、感情的な対立が起きます。
会話はこれ以上進まなくなってしまいます。

③複雑な感情を残す「裏面的交流」

表面的には相補的交流にみえても、言葉の裏側に本音を隠している複雑なベクトルパターンです。
「今日はいい天気ですね」という言葉に対し「ええ、そうですね」と答えますが、心の中では「天気なんてどうでもいいじゃないか」と思っているようなことです。

これは親(P)から子ども(C)に本心をいいたくても直接口にはせず、大人(A)で遠回しに相手に伝えようとしています。
本音と建前があり、良好な関係はつくれません。

⇒ Ⅱへつづく

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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