自律神経失調症について/⑥心と体をいやすさまざまな療法-9

【自己治癒力を高める漢方療法】

心身を一つのシステムとして考え、その調和を図ることで、人間が本来もっている自己治癒力を活性化させ、病気を治していくのが、漢方療法の基本的な考えです。

●同じ病気でも一人ひとり調合される薬が違う

漢方療法には、心と体は一体となるもの(心身一如)、という基本的な考え方があります。
体に異常があれば心も病気になり、その逆もまたしかり、というわけです。

゛心 ゛にストレスを受けることで、゛体 ゛の自律神経のバランスが乱れて起こることの多い自律神経失調症の治療に、漢方療法は適しているといえます。

漢方では、病気には体質や環境、習慣などの要素がからんでいて、気(生命エネルギー、気力)、血(血の巡り、血の道、ホルモンの働き)、水(血液以外の体液、水分、代謝)のいずれかが変調を起こすことで心身のバランスをくずし、発症すると考えられています。

気は精神的・精神的変調、血は血液や血液循環系、心臓、肝臓などの変調、水は体液や代謝の変調を意味しています。

治療に際しては、虚証傾向(弱い体質)という体力や抵抗力の面、さらに新陳代謝が盛ん(陽)か衰えている(陰)かなどを診たうえで、気・血・水のどこに異常が現れているかを考慮して行っていきます。

西洋医学では、検査などで明らかになった病名(病気の種類)によって、治療法や処方される薬が決められます。

しかし、漢方では病名ではなく、体質や抵抗力などの要素が複雑に組み合わさった病態に対し、一人ひとり個別に生薬を調合して治療していくのです。

ですから、たとえば西洋医学での病名が同じ患者さんが2人いた場合でも、漢方療法でそれぞれの人に調合される薬が違ってくることも、少なくないのです。

●自己治癒力を高めて病気を治す!

漢方薬は、さまざまな要因によってくずれた心身の気・血・水のバランスを調整し、自己治癒力や免疫力を高めることで治療していくというものです。
このあたりも、患部に局所的に作用して症状を改善していく西洋薬とは、大きく異なります。

漢方療法は自己治癒力を活性化することによって病気を治すものですから、数日で完治するようなものではありません。
効果が現れるのは、だいたい1ヵ月目、3ヵ月目、6ヵ月目くらいが目安となります。

漢方薬の使用には、専門的な知識が必要です。
副作用がないと思われがちですが、体質に合わない薬を服用すると副作用は出ます。
必ず医師または薬剤師に相談して服用しましょう。

また、その際に以前飲んでいた漢方薬についての情報を伝えることも大切です。

奈良 心理カウンセリングルーム
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