自律神経失調症について/⑥心と体をいやすさまざまな療法-4-Ⅱ

メンタルケア

【よりよい人間関係を築くための「交流分析」-②】

自分自身や他人との交流のしかたを分析して、性格のひずみや問題のある対人関係を改善していく治療法です。構造分析、交流パターン分析、ゲーム分析、脚本分析などがあります。

●人間関係の問題点を探るゲーム分析

ゲーム分析とは、対人関係におけるトラブルの原因を分析する技法で、数人単位でのグループ療法を行うこともあります。

ここでいうゲームとは、なぜか繰り返してしまう、不快な感情を生むコミュニケーションのことをいいます。
相手にとって心地よさそうな言葉を口にしながら、その裏には別の本音が隠されている形の交流です。

たとえば、「今日も素敵なお洋服ですね」と話しかけながら、心の中では「似合いもしないくせに……」などと思っているようなケースです。

ゲームは他者を不愉快にさせるだけでなく、結果的には仕かけている側も自己嫌悪を感じるのですが、やがてはまた繰り返してしまう傾向にあります。
これは、上辺だけにせよ交流が続いていくことが一因で、加えて他者から評価されたいという気持ちや、自分をアピールしたいという気持ちが働いている場合もあります。

ゲームを繰り返しやすい患者さんに対しては、
①相手から仕かけられたゲームには乗らない。
②時間を浪費せず、有意義なときを過ごすように心がける。

などをすすめ、誠実で良好な交流ができるよう指導していきます。

●人生の脚本を書き直す脚本分析

交流分析には、人の一生を一つのドラマととらえ、一人ひとりが自分の人生の脚本をもっているという考えがあります。
生き方や選択の基準、行動の規範となる脚本です。
これは、親から影響を受けた価値観や、無意識に受けてきた禁止令などがベースとなって、つくられていると考えられます。

この脚本のある部分が影響して、思わぬ悪い結果を引き起こしてしまうことがあります。
たとえば、「つねに強く生きなくてはいけない」といわれ続けて育った人が、利己的で他人の協力を受け入れられない性格になってしまう、などがそれです。

治療は、心の奥底にある ゛禁止令 ゛に気づいてもらうことから始めます。
完全である必要はないことを理解し、好ましくない脚本を健全なものに書き換えていくことが、脚本分析の目的です。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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