自律神経失調症について/⑤治療に使われる薬の種類と効果-1

【不安をやわらげ、リラックスさせる薬】

自律神経失調症の薬でもっともよく使われるのが「抗不安薬」です。一般的には精神安定剤と呼ばれるもので、不安や緊張をやわらげる作用があります。

●不安をやわらげて緊張を解く

「抗不安薬」は、「弱力精神安定剤(マイナートランキライザー)」とも呼ばれています。

精神安定剤と聞くと、「怖いもの」とか「強い薬」というイメージがあるかもしれませんが、自律神経失調症の治療では、ごく一般的に使われている薬です。
ですから、ことさらに警戒する必要はありません。

この種の薬は、喜怒哀楽などの感情や本能的欲求をつかさどっている大脳辺縁系の一部分に作用して、不安をやわらげ、筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせる効果があります。
そのため、症状にこだわりすぎたり、強いストレスが原因になっているタイプの自律神経失調症には、主要な薬として使用されています。

抗不安薬には、作用の強いものや弱いもの、作用の持続時間が長いものや短いものなど、いろいろなタイプがあり、個々の症状によって使い分けられます。

●持病によっては服用できないことも…

抗不安薬の副作用として、眠気、ふらつき、脱力感が現れることがあります。
これらの状態は、緊張や疲労感が緩和されてきたために起こるものです。
薬の効果が現れてきた証拠でもありますから、心配する必要はありません。

このほかに、便秘が起こる場合もあります。
ひどい場合には、医師に相談して便秘薬を処方してもらいましょう。

注意したいのは、重症のぜんそくなどの呼吸器系の疾患や、心臓病、肝臓病、腎臓系の病気を持っている人の一部です。
発作を誘発したり病状が悪化する可能性がありますから、事前に医師に伝えておきましょう。

また、妊娠中の女性も注意が必要です。
胎児の発育に影響が出る可能性が高いとされていますから、妊娠中や治療期間内に妊娠する可能性のある人は、必ず医師に報告してください。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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