自律神経失調症について/②自律神経はこんな働きをしている-6

症状

【自律神経は心の動きに反応する】

自律神経失調症の原因は、「不規則な生活などでホメオスタシスがくずれること」だけではありません。精神的な負担や感情の抑制が、自律神経に影響を与えて起こる場合があります。

●喜怒哀楽が抑制されると自律神経が乱れる

2章では、自律神経の働きについて述べてきました。
最後にストレス・感情と自律神経の関係をみてみましょう。

脳の各部位にはそれぞれ異なる役割がありますが、神経細胞によってつながっているためお互いに連絡を取り合い、影響し合うしくみになっています。

自律神経の中枢である視床下部は、動物が生きていくうえで必要な本能的な行動、生理的な快・不快などの感情をつかさどっている大脳辺縁系の影響を強く受けています。
さらに大脳辺縁系は、理性や理論的な考え方で判断する大脳新皮質による支配を受けています。
つまり、私たちは理性と本能という、相反する2つの感情のバランスをとりながら毎日暮らしているといえます。

しかし、何か本能的な喜怒哀楽にかかわるできごとが起こったときに、理性が強く働いて感情を抑制してしまうと、大脳新皮質と大脳辺縁系の間にひずみが生まれて、情報がうまく伝わらなくなります。
その結果、たとえば「つらい」「泣きたい」「食べたい」などの感情が不自然に処理されて伝わるため、視床下部は自律神経をうまくコントロールできなくなり、やがて自律神経失調症が起こると考えられています。

●精神的ストレスが長く続くと…

交感神経は驚いたり不愉快な感情に反応して機能を開始しますが、通常は驚きや不快感がなくなると副交感神経が働いて安定した状態に戻ります。

ところが長期にわたってストレスが続くと、交感神経はずっと興奮した状態のままになってしまい、副交感神経との切り替えがうまくいきません。

そのため視床下部の管理機能がうまく働かなくなり、自律神経のバラバランスが乱れていくと考えられています。

奈良 心理カウンセリングルーム
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