自律神経失調症について/②自律神経はこんな働きをしている-5

症状

【体内の環境を快適にするホメオスタシス】

人間の体は、環境の変化に対して一定の状態を保とうとするホメオスタシス機能によって守られています。外からの刺激や働きかけに反応して、体内を心地よい環境にしようと働いているのです。

●視床下部はコントロールの名手!

視床下部は、自律神経の中枢であるだけでなく、ホルモンの分泌や免疫系の調整にも重要な役割を果たしています。
自律神経、ホルモン系、免疫系の機能調整を通して体の恒常性(ホメオスタシス)を保っているのです。
「ホメオスタシス」とは、外部の環境変化に対して体内の環境をいつも一定に保って生存を確保しようとする働きです。

たとえば、暑いときに汗をかいて体温調整を行う、お腹がすくと空腹を感じて食物を摂取する、水分が必要になるとのどが渇いて水分補給をする、というような行為を考えてみてください。

これらはごく当たり前のことのようですが、もし、体温が高くなったときに「下げよう」とする機能が働かないと汗も出ず、熱は体にこもったまま、ということになってしまいます。
体温を下げよう、というような働きは、ホメオスタシスを保つためにあらかじめ脳にプログラミングされているものなのです。

自律神経は発汗や消化活動の促進や減少を行うことで、ホメオスタシスがきちんと作用するよう、その働きを助けています。

また、夜や落ち着いている状態のときは副交感神経を働かせて臓器を休め、活動的な昼間や興奮状態のときは交感神経を働かせて体のコンディションを保つのも、ホメオスタシス作用によるものです。

●ホメオスタシスの働きがくずれると…

このように私たちの体はホメオスタシスによって、うまくコントロールされています。

ところが、不規則な生活やストレスなどによって過度の負担がかかると、情報を処理しきれなくなった視床下部に混乱が生じてしまいます。
そのため交換神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、どちらか一方がずっと働き続けるなど、自律神経のバランスがくずれてしまうのです。

また、自律神経の乱れは免疫機能やホルモン分泌にも影響します。
逆に、免疫・ホルモン系の異常が自律神経に影響することもあり、自律神経失調症のさまざまな身体症状がより現れやすくなってしまいます。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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