社交不安症について/6.この行動で乗り切ろう【③思い切ってやってみよう】

心の病気

【行動せずに頭だけで考えていると不安がふくらむ】

傷つきやすい人は、傷つきそうな場面を回避してしまいます。
このために、傷つくことへの耐性が作られず、ますますいろいろな場面で傷つくのではないかという恐れだけがふくらんでいってしまいます。

ですから、不安や恐怖というストレスは、本人の頭の中だけのことである場合が多いのです。

このために、思い切ってやってみると、意外に吹っ切れることがあります

たとえ思い切ってやったことが失敗に終わっても、自分で飛び込んでいった結果であると、心理的ダメージは少ないものです。

かつて、ある大きな駅前で蛮声を張り上げている学生服姿の男子集団がいました。
それは、ある大学の応援団の新入部員の訓練の一環でした
大勢の中で、大勢の人の視線を浴びながら大声を出すという体験をすると、一気に恥ずかしいという気持ちが吹っ切れ、人前で大声を出すことが平気になるのだということでした。

行動しないで頭だけで考えているために、不安が増幅してしまうのです

結婚式でスピーチするときなども、順番を待っているときが一番緊張します。
実際にしゃべり始めてしまえば、しゃべることに集中して、意外に落ち着いてくるものです。

不安の源が、禁止令である場合があります
禁止令とは、成長する過程で親により植え付けられた「〇〇してはいけない」という信念です。

たとえば、「自分で決断してはならない」という強固な禁止令が形成されていると、自分で決めたり、一人で行動することに不安を感じてしまいます。
「みんなの仲間入りをしてはならない」という禁止令にとらわれていると、集団に入っていったり、集団の中にいることが苦痛になります。

禁止令は根拠のない確信なので、思い切ってやってみると、意外に不安が霧散してしまうことがあるのです

このように、恐れていることを思い切ってやってみることで治療する方法は、エクスポージャー法の中でも、とくにフラッディング法と呼ばれることがあります。
一時感情が洪水のように(フラッドとは洪水のことです)襲うかもしれませんが、その後は平気になるということを目指すものです。

奈良 心理カウンセリングルーム
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