社交不安症について/2.なぜ、あの人は平気なのか【②確かな自己価値感を持つ人は恐れない】

心の病気

【確たる自分があれば、あるがままの姿を素直に表現できる】

人前でパフォーマンスするとか、未知の場面では、誰でも多少の不安を感じます。
しかし、その程度において明らかに違いがあり、確かに不安が低く、緊張の程度も低い人がいます。

そうした人の代表は、確固とした自己価値感を持つ人です。
すなわち、自分という存在自体の価値を実感している人であり、本来の意味での自信がある人です。

この自信は、「〇〇ができる」という自信とは異なります。
「美人」だとか、「スタイルがよい」などという自分の属性への自信とも異なります。

自分が劣っていようと、欠点があろうと、そんなことには関わりなく、ただ自分という存在自体に疑いもない価値があるという、自分への確信という自信です。
「人は私を愛してくれるし、外界は私を受け入れてくれる」という揺るぎない信念ともいえます。

信念があるというよりも、そうしたことへの疑念がないのです。
そのために、恐れることはなく、自分を守ろうとする必要もありません。
あるがままの姿を素直に表現することができるのです。

こうした特性が、幼い頃から発揮される子どもがいます。
そうした子どもは、臆することなく人前で素直にパフォーマンスするので、それが可愛らしく多くの人が魅了されます。
生まれつきの素質的な好条件と、養育の好条件との重なりによるものと推測されます。

【自己価値感のしっかりした人は外界をどう受け止めている?】

しっかりとした自己価値感を持つ人は、基本的に楽天的であり、社交不安の人とは外界の受け止め方が異なります。
社交不安の人は、多くの場面を自分が評価される場面と受け止めます。
それに対して、自己価値感のしっかりした人は、面白そうだとか、わくわくする挑戦場面などと受け止めます。

自己価値感のしっかりした人は、他の人に劣っていても、失敗しても、マイナスの評価をされても、自分を全面否定するようなことはありません。
批判が当たっていなければ笑って済ませるし、当たっていれば自分の弱点であり、克服すべき課題と受け止めます。
克服できないものであれば、そのまま受け入れます。

自分の存在自体への価値を疑いませんから、失敗や挫折を、次に成功するための教訓を引き出すものとして受け止めることができます。
他者からの批判は、自己を省みるための指針として生かすことができます。

むろん彼らが傷つかないということはありません。
しかし、傷つきを不必要に広げてしまうことはありません。
傷つきをいつまでも引き延ばしてしまうことはありません。
傷つき体験からも、学ぶことがあれば学び、忘れるべきことであれば、忘れようとします。
許すべきことであれば、許そうとします。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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