8種類に分類されるパーソナリティ障害について-④

心の病気

【依存性パーソナリティ障害】
誰かに頼らないと生きていけない

<症状>
●「わからない」「決められない」「何をしたらいいかわからない」と、常に人に頼る。
●他人の望みが自分の望みであるかのように振る舞い、度を超えて従順。
●見捨てられるのが怖いため、依存している相手には要求や反対意見を言えない。
●大切な決断も人任せで、相手の助言を鵜呑みにしやすい。警戒心も弱い。
●配偶者や恋人から暴力を受けても、精神的・肉体的苦痛を我慢する。
●孤独を恐れ、1人になると「誰かに一緒にいてもらいたい」と切望する。

<経過>
・慢性の身体疾患、分離不安、小児期における両親の喪失、過保護な生育環境などが原因となることがある。特定の人間関係が破綻したとき、抑うつ状態になることもある。
・精神療法が効果的。カウンセリングや行動療法、自己主張訓練、家族療法、集団療法などで自己主張をして自信をつけるトレーニングを行う。
・不安感が強いときは抗不安薬、気分の落ち込みがひどいときは抗うつ薬を使用。

<配慮点>
・自己主張ができないため、虐待を受けることがあり、周囲の配慮が必要。
・家族は過保護でなかったかどうかを振り返り、そうであれば対処法を相談する。

【不安性(回避性)パーソナリティ障害】
人とのかかわりを極力避ける

<症状>
●人からの批判や拒否を恐れて大事な用談や打ち合わせを避ける。
●人づきあいが苦手だとわかっているため、新しい人間関係を築こうとしない。
●自分は人より劣っている、自慢できるところがないと卑下する。
●自分に好感をもっている人とつきあい、好感をもってくれない人とはかかわりを避ける。
●責任ある仕事を任されそうになっても、批判や失敗を恐れて断ってしまう。

<経過>
・自分に自信がなく、引っ込み思案になる人は多い。しかしそれが極端で、人づきあいを徹底して回避しようとし、社会生活が困難になると、治療が必要。
・他人から拒絶されることに過剰に反応しないように自己イメージを改善し、行動を変化させていく。

<配慮点>
・自己評価が低いので、周囲は頭ごなしに叱りつけたり、強く指図したりしない。
・逆に、やさしく世話を焼きすぎるのもよくない。治療によって主体性が出てくるのを辛抱強く待つことが大切。必要なときに手を差し伸べるようにする。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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