社交不安症について/1.何を恐れているのか【その他の心理傾向】

心の病気

社交不安を感じる場面とは、殴られたり、刃物で傷つけられたりするわけではありません。
それなのに、不安になったり、恐れてしまうのは、いったい何を恐れているのでしょうか?

【その他の心理傾向】

以上の他に、社交不安に関連する心理傾向をいくつか付け加えておきます。

その一つは、心理的負債を負うことへの不安です。
この不安が強い人は、人の好意を受けるのが苦痛です。
人に何か頼むのが苦痛で、素直に人に依存できません

とりわけ仕事のことで他の人に依頼するのが苦痛なので、一人で抱え込んで、四苦八苦するという羽目になります。
最悪の場合、仕事を滞らせてしまい、結局他の人の援助を受けざるを得なくなります。
そうした好意を受けた場合は、慇懃すぎるほど礼を言わないと気が済みません。

そのような場面で、自分は望まなかったのに、相手が勝手に手伝ったのだという形になるように策を弄する人もいます。
好意を受けたり、頼んだり、依存したりすると、自分を劣位に置くように感じてしまい、耐えられないためです。

こうしたことのために、むしろ他の人のために尽くすほうが楽であると感じます
他の人の失敗を補ってあげたり、他の人のために謝罪してあげたりします。
これによって、人の役に立つ喜びが感じられるし、無意識にせよ、その人より優位に立てたような気持ちになるからです。

次に付け加えておきたいことは、相手を自分の思い通りに動かしたい欲求が強いために、不必要にストレス場面としてしまう人がいることです。

たとえば、ある女子学生は、授業のとき友達のために席を取っておいたのに、その友達が別な席に座ったことを「裏切られた」と言って、訴えてきました。
友人のために席を取っておいてあげたのだから、当然その席に座るべきだ、と言うのですが、席を取っておくことを友人に前もって伝えてあるわけではないのです。

このように、本人には相手をコントロールしようという意識はないのですが、無意識の統制欲求が強いと、しばしば他の人の行動に感情を乱されてしまうことになるのです。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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