社交不安症について/1.何を恐れているのか【②状況にうまく対処できない不安】

心の病気

社交不安を感じる場面とは、殴られたり、刃物で傷つけられたりするわけではありません。
それなのに、不安になったり、恐れてしまうのは、いったい何を恐れているのでしょうか?

②状況にうまく対処できない不安

【新しい環境、不慣れな場面に不安を感じる】

対処法がわからない場面では、うまく対処できないのではないかという不安にかられます。
その代表的な場面は、新しい状況に置かれた場合です。

小学校や中学、高校、大学などに入学したときや、転校した学校での最初の日、あるいは、初出勤や転勤した当初などは、誰でも不安になります。
初対面の人に会うときや、知らないレストランに入るときなども、いささか気後れします。

初めての体験でなくとも、慣れることができない状況もあります。
慣れるほど頻繁には遭遇しない状況などです。

たとえば、子どもの授業参観のとき、父親も母親も緊張します。
うまく対応できなくて、子どもの前で恥をかくのではないかと心配になります。

社交不安の強い人は、なかなか場面に慣れることができないのが一つの特徴です

【異性と自然に接することができない】

若い人の場合、うまく対処できないのではないかという不安を感じるのは、異性と接するときです。
この場合には、自分が相手によい印象を与えることができるだろうか、という不安が中心になります。

とりわけ魅力的な異性の前では緊張してしまい、素直なありのままの自分になれません
つい、気を遣いすぎて、ちぐはぐな行動をとってしまうとか、おどけることで緊張を解消しようとしたりします。

反対に、相手に気のないそぶりをすることで、緊張や不安から逃れようとする人もいます。
このために、後で親しい関係になると、「最初は嫌な奴と思った」という場合が少なくありません。

女子大学に進学する女子や女子の少ない学部を選ぶ男子の中には、こうしたことに対する自信のない人が含まれています。

【責任を持つことへの不安】

うまく対処できないのではないかという不安を感じる第三の状況は、責任を伴う場面です。

正社員になるよりもバイトや非正規のほうを選ぶ場合、責任を持つことへの不安を強く感じていることがあります。

経験や年代も関係します。
新人や若い時期には失敗しても許されますが、ある年代になると失敗は許されません。
そのために、経験を積んだり、ある程度の年代になってからのほうが不安を強く感じるようになるのです。

このために、部下を持ったり、管理的立場になって社交不安を強く感じるようになった、という人がいます
私も若い頃よりも中年以降になってからのほうが、人前でのスピーチなどで緊張するようになりました。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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