自分の気持ちがわからない、他人の気持ちに振り回されやすい【感情のしくみを理解しよう】

心の持ち方

感情のコントコントロールができないというお悩みがある一方で、自分の気持ちがわからないというお悩みもあります。

例えば、誰かにいじられて笑われたとき、一緒になって笑いながら内心は傷ついているのだけど、そうしたネガティブな気持ちは見ないようにしていると、なんとなくモヤモヤした後味の悪さだけが残ります。

また、誕生日に何かもらっても、表面的には喜んでみせるけれど、実はそんなに嬉しいわけじゃなく、相手を喜ばせようと嬉しいふりをしているだけということもあります。

あるいは、本当はつらくて仕方ないのに、つい平気なふりをしてしまってストレスが溜まり、不眠やめまい、頭痛など、身体が悲鳴をあげてSOSを訴えてくる心身症の症状が出て、初めて医療につながる人もいます。

自分の気持ちがわからないというのは、生きている実感がもちにくく、とてもつらいことです
こういうお悩みを訴える方は、よく「フワフワしている感じ」と口にされます。
確信できるものがないので、何を頼りに動いていいのかわからず、結局その場しのぎ的にまわりに流されているような感じなのでしょう。

自分の気持ちがわからない人は、他人の気持ちの変化にはとても敏感で、他人のネガティブな感情に振り回されることが多いようです。

もしかしたら、子供の頃、親に感情の波があり、怒らせたり悲しませたりしないように顔色を伺うことが多かったのかもしれません。
または、親が無関心で寂しかったのかもしれません。
あるいは、学校でいじめられたことによって、他人に嫌われることがとても怖くなってしまったのかもしれません。

こうした経験があると、どうしても自分より他人の機嫌を優先し、無意識に機嫌をとるようになります。
自分の気持ちを後回しにするくせがついてしまっていると、いざ知ろうとしても自分の気持ちがわからないのも無理はありません。

これは能力の問題ではなく、経験値の問題です。

これからは、今までのぶんを挽回すべく、日々、自分の気持ちを意識する練習をしていきましょう。
具体的には、五感、つまり見えるもの、聞こえるもの、身体に触れるもの、味、匂いについて、いちいち、「好きか嫌いか」「どんなところが好き(嫌い)か」を意識します。

好き嫌いは個人の自由です。
誰かに気をつかうこともありません。
そうやって自分の感覚を少しずつ取り戻していきましょう。

自分の好き嫌いがはっきりわかるようになることで、自分の判断基準ができてきます
他人に振り回されるということは、判断基準が他人の機嫌になっているからです。

しかし、自分のなかに判断基準がもてるようになれば、他人の顔色に一喜一憂する必要はなくなります。
物事に対してどんな受けとめ方をし、その結果どんな気持ちになるかは、100%本人の自由です。
同じ状況にあっても、人によって感じ方が違うのは、それぞれ受けとめ方が違うからです。

ネガティブな気持ちになる人は、必ずネガティブな受けとめ方をしています
そして、受けとめ方は誰に強制されているものでもなく、それぞれの人が自由に選択できるものです。
だから、ネガティブな気持ちを減らしたければ、自分のネガティブな受けとめ方を変えればいいんです。
もちろん、変えたくなければ変えなくてもかまいません。

つまり、自覚のあるなしにかかわらず、不機嫌な人は自分で不機嫌を選んでいるのです
他人の不機嫌はあなたの責任ではありません
あなたはそのきっかけは作ったかもしれませんが、それをどう受けとめどう感じるかはすべてその人の自由、その人の責任です。

あなたはあなたの気持ちにだけ責任をとればいいんです。
それができるようになれば、他人の顔色を伺ったり、他人の機嫌に振り回されたりすることは自然になくなるはずです。

★どんな感情をもつのもあなたの自由。
だから他人の顔色に責任を感じなくても大丈夫。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

心理カウンセリングルーム ナチュラリー. では、「来訪・訪問カウンセリング」、及び、電話・ビデオ通話・メールによる「ネットカウンセリング」と、豊富なメニューを揃えております。
遠方の方におかれましても、どんなお悩みでも、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。

●来訪・訪問カウンセリング http://mental-naturally.com/visit/
●ネットカウンセリング   http://mental-naturally.com/internet/