陰口を言う子どもへの対応【知っておきたい場面別傾聴アプローチ】

心理

話を聴こうと思っても、どのように対応すればよいのか困ったことはありませんか?
対応が難しい事例を取り上げて、アプローチの方法を紹介します。

【陰口を言う子どもへの対応】

陰口を言われた子どもは精神的にダメージを受けます。
しかし陰口を言う子どもも、何かしらの精神的なダメージを受けているのです。

<心の動き>

大人であっても子どもであっても、幸せで満ち足りた気分のときに、人を中傷することはあまりありません。
陰口は、対人関係で何らかの不満が溜まったときに、そのストレスを発散させるために行われる行為なのです。

イヤなことがあったときに、誰かにそのことを話すことでイヤな気持ちはやわらぐものです。

自信のある子どもは、些細な意見のくい違いなど気にも留めませんが、自信のない子どもは、ちょっとしたことに大きな不安を感じ、イヤな気持ちになってしまいます。
自分が悪いのではないか、自分が間違っているのではないかと感じて、自己嫌悪に陥りそうになるからです。
そこで誰かに話して、同意してくれる友だちを味方につけ、自分は悪くないということを確認せずにはいられなくなるのです。

自信のない子どもは、劣等感に悩まされているため、自分が友だちよりも劣っていると感じると、友だちの価値を下げて相対的な自己評価をあげようとする引き下げの心理が働きます

こうして自信のなさに根付いている不安が、ねたみや攻撃に転化したとき、陰湿な誹謗中傷行為が生まれることになります。

<アプローチの方法>

陰口を言う子どもを頭ごなしに叱りつけることは、不安な心をさらに不安にさせてしまうため、絶対に避けなければなりません。
しかも陰口を言うことを制止すると、その子どもはストレスを発散する術をなくしてしまいます。
たとえ陰口を言わなくなったとしても、物を隠す、笑い者にするなど、ほかの方法によって攻撃する可能性がでてきます。

陰口を言いたくなる心の根っこにある不安を取り除くことが、根本的な解決策となります。

そのためには、どんなことに不安を感じているのか、劣等感を感じてしまうのか、その心の内をよく聴いてあげることが大切です。
こうすることで、陰口を言いたくなった心の動きや、自分が抱えている不安を自覚できるようになります。
自分の心に向き合えるようになったら、陰口は友だちからの信用を損なう行為であることを伝えましょう。

また、いろいろな場面でその子の良い面をほめるようにします。
本人に自信がついてくれば、陰口は自然に減っていくものです。

奈良 心理カウンセリングルーム
ナチュラリー. 鍛治 剛史

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